14世紀の作者不詳の物語「Sir Gawain and the Green Knight」を元にした映画。
王の甥たるガウェインは享楽的な日々を送っていたが
クリスマスの宴に出席した彼は、突然現れた緑色の騎士が
「わが首を落とした者に栄誉を授ける。しかし1年後に我からの斬撃を受けよ」
という挑戦を投げかけたのを受けて立ち、刃をふるうが…というあらすじ。
原典はいかにも昔のお話らしく、頓智で綺麗に閉じているけど、
映画のほうはアレンジで複雑にしてあって、ガウェインも覚悟の決まった騎士というよりは
現代の若者ぽく混迷しているキャラクター。
全シーンが絵画のようなクオリティだったが、
幻想的な話運びで所々寝息が聞こえた。
ラストばれ
グリーン・ナイトが目覚めるのを待つシーンで
そういえばこの人は
「ア・ゴースト・ストーリー」のパイ食いのシーンを撮った監督だった…
というのを思い出した。
いつまでもフラフラしている息子への母からの檄ということでいいのか…?
モフモフのキツネはかわいかった。