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「レミニセンス」

2021年09月20日 | サスペンス映画

温暖化による海面の上昇、富裕層による土地の買い占め、
戦争による貧民の増加の起きた都市で、
過去の記憶を再生し、追体験できるサービスを提供している元軍人の主人公は
家の鍵を失くして在処を探している美しい女性の記憶を再生するが
それがきっかけで彼女と恋に落ちる。
しかし彼女は姿を消し、主人公は憑りつかれた様に女性を探し求める…というあらすじ。
ヒュー・ジャックマン主演。

ノーラン弟の脚本だと思っていたが違って、
ノーラン弟の奥さんのリサ・ジョイさん初監督・脚本作品だった。
ノーラン弟さん、ノーラン兄さん作品における外付けの人情装置だと私は思っている…。

予告ではインセプションの設定を使ったミステリーという風情だったが、
ラブロマンス6割+サスペンス4割くらいだった。
水没したマイアミ、気温上昇による昼夜逆転生活、という世界観と画はよかった。

おちばれ

ヒュー・ジャックマン演じるキャラクターにしては弱くて
(何らかの後遺症で足が少し不自由?)
ピンチになるたびに奇跡的に助かるんだけど、
同じ元軍人が情けを掛けて見逃してくれたり助手が助けてくれたり
愛され主人公なので問題ないのだった。
それはそうと悪漢と格闘する際に構図のためかマナー足格闘になっていた。

マフィアを1人で殲滅できるほどの凄腕のガンマンの助手さん、
元軍人でアル中というニヒルな設定なのですが、
(1人でポリコレを背負ってた感はまあ少しあるが)
主人公は彼女を選ぶべきだったと思う。

運命の女メイは、
マフィアの薬物をちょろまかして売って、隠れて生きることはできたのに
どうしてほとぼりが冷めるまで海の家で潜伏していられなかったのだ。
まあ恋に狂って戻ってきてしまったということでいいけども、
なぜ突然命懸けで子供を助けないといけないって思ったのだ。
ええ感じの理由で死ぬことが優先されて、
彼女の人生およびその設定はふんわりした感じになったような。
というか焙りハゲが、知ったら後悔するとか呪われるとか言うから
何があったのかと思ったけど、普通にいい話じゃないか。

あれ肉体の生命維持はどうなってるんだろう。
実は朝昼晩は三食食べているのか?

あとドライランドというとウォーターワールドを思い出します。
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