蜷川実花監督。
怪しげな短時間高額バイトを請けたはいいものの
運悪く失敗に巻き込まれた主人公が売られた先は、
殺し屋専門の料理店「ダイナー」だった。
料理長ボンベロの究極の料理に集まるのは、
気の狂った凶暴な男女で…というあらすじ。
平山夢明さんの同名小説が原作。
私は未読(読んでから行く予定だったのに、MCUで時間が溶けて…)
漫画は読んでます。
序盤の主人公のバカ度とゴミみたいな扱いがややマイルド。
登場人物が減って、設定が少し変っているようです。
(というかお店の名前が違う?)
蜷川実花さんのいつもの彩度の強い画面。
限られた予算の中で、ここまで色彩にこだわってる邦画は少ない。
藤原竜也さんはハマリ役で「俺はー!ここの!王だ!」
って腹式発声で言われると、そうか…って思ってしまう。
藤原さんと玉城ティナさんはともかく綺麗で色っぽく撮ってありました。
あと窪田正孝さんも。ファンは必見です。
私は、ファンだった推理小説家の先生(故人)が
生前真矢ミキさんのことが大好きで、
その真矢ミキさんが男性の殺し屋を演じられると聞いて、
「生きておられたら、さぞやキャッキャされただろうな、
代わりに見に行ってあげよう」と思って劇場に行ったのでした。
傷とか血とかは少し映ります。
犬の生死について触れるとねたばれになる気がしますが
ええと、犬が怪我をします。でもわりとCG犬くん。
あと若い女性がオレ様系メンターの虐待に耐えて
自我と愛を得るパターンの話なので、そこが駄目な人は注意。
逆にオレ様×小動物系ヒロインの好きな人、
怒鳴られて怯えて泣く若い女性が好物な人におすすめです。
内容ばれ
食材およびボンベロの作品はどれも美しく撮ってあったけど
果たしておいしそうかと言うと、ちょっと違うかも。
でも6種類の肉のパテによるバーガーは食べたいです!
スフレも食べたい!なんていうか半生感がすごい!