ディズニーの名作アニメ実写化企画。
アンデルセンの童話をもとに、人魚の娘の恋を描いた話。
アリエル役がアフリカ系の女性に配役されたことから
#NotMyArielなどという運動が一部で盛り上がった模様。
しかしリン=マニュエル・ミランダが参加なさり、製作は盤石の体制。
シナリオもすごい洗練されて、アニメに忠実ながら2倍ほどテンポがよくなり、
本気の実写化だというのがよく分かりました。
なによりアリエルの歌唱力が圧倒的で、キャスティングに納得しました。
ここまで歌える人は、さすがのアメリカにも、そうゴロゴロおらんでしょう。
ラストばれ
序盤からアリエルとサメがJOJOばりのトンチバトルを繰り広げて熱かった!
アリエルもエリックも、ここではないどこかに憧れてやまない人で、
未知のものに萌える気質で、お互いのそういう部分に惹かれる描写がよかったです。
どっちも種族の進化のキーになるタイプ。
今回も結局アリエルのおかげで保留になっていた問題が解決したし。
(ヴィランを刺殺したプリンセスってほかにいないよね?)
黒人のアリエルが白人の王家に嫁ぐことについては公開前に問題視されてましたが
非常に開かれた王室で、エリック王子は漂流してきた子供で養子、王と王妃とは肌の色が違う、
アリエルと王子は最後に航海の旅に出るというラストで完璧でした。
どうでもいいことですが、王子のシャツが何かといえばすぐずぶ濡れになって肌がスケスケになり、
なぜか海からあがると乳首がバーンと出ているのがポルノみたいでおかしかったです。
サービスなのかな?
やがて人魚の娘が人間の姫に恋をする「リトルマーメイド」や
蟹のセバスチャンがグリムスビーに恋をする「リトルマーメイドの従者」
はたまた特に誰も恋愛しない「リトルマーメイド」が撮られることでしょう。
新しい名曲、新しい構成が楽しみです。