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「レッド・ライト」

2013年03月04日 | サスペンス映画

あらすじ
物理学教授のマーガレットと助手のトムは
心霊現象や超能力など、様々な非科学的現象を観察し真偽を確かめて回っていたが
そのほとんどはトリックを用いた偽物だった。

ある日、引退した伝説の超能力者シルヴァーが復活するというニュースが報道された。
彼が引退する直前、彼をペテン師だと糾弾していた記者が謎の病死をしたという
なにかと謎の多い人物だった。
彼を調査しようとするトムをマーガレットは制止する。
かつてマーガレットはシルヴァーに敗北を喫していたのだ。
同時に、彼等の周辺で少しずつ謎の現象が起こり始める。

[リミット]を撮ったロドリゴ・コルテス監督の作品です。
前半部分のミステリーハンターな2人の部分がとても面白くて
シルヴァーパートになったのがちょっと残念だった。
交霊術のトリックとか、ああいうの大好き。

初老の男とわかいむすめのタッグはすごく多いけど、
初老の女とわかいおとこ(36歳)の友情ものはなにげに珍しい。

おちばれ注意

というか久しぶりにねたばれを映画鑑賞前に見てしまって、
オチは知っていたんですがそれでも「!?」でした。

・なぜ人の家のスプーンを曲げるのか!?自分ちのスプーンを曲げろ!
・親族でもない彼に息子の生命維持装置を止める権利はあるのかどうか。
・あと超能力があったら死後の世界もあるよ!というのはいささか乱暴すぎやしないか。
 妖精もネッシーもUFOも存在するのかよう。

ぶうぶう言ってますが、わりとこの映画好きです。
マーガレットの、あの冷静で頭が切れるんだけど、闘犬みたいな気性で
友達がいない感じ(結局トムとガールフレンドしかお別れに来てなかったし…)と
疲れからくる弱さがあるところ、
トムが心からマーガレットのことを好きで、
それは男女の愛じゃなくて母親の代わりでもなくて、
テレビ討論会で議論負けしそうなマーガレットを見て
我がことのようにエキサイトしている感じとか、
なんだかしみじみする。

ただ便所のバトルと突撃シルヴァーのお部屋拝見のシーンは
長すぎるので半分くらいでええよと思いました。
アメリカのトイレの陶器類は割れすぎる。それともアメリカ人が固いのか。

ラストの窓とカーテン、意味があるらしいと教えていただいて
検索かけたら2説あってどっちか分からない。

本気で人を騙そうと思ったら、
トリックなど無限に作り出せるものだなあと感心しました。

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