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映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「ドールハウス」

2025年06月19日 | ホラー映画

監督脚本 矢口史靖さん

事故で5歳の娘を失った主婦は、骨董市で偶然見つけた人形を娘の代わりとして心の安定を取り戻す。しかし新しい子供を授かってから、夫婦の周りで奇妙な出来事が起こり始める…というあらすじ。

超超超王道のホラーで、サービス精神にあふれ、皆でキャッキャと楽しめるタイプの作品です。髪伸びる爪伸びるを始めとする、人形ホラーで使われるあらゆる演出がギュッと詰まって全部乗せ!味変もあり飽きさせません。

ラストばれ

最後の真実が分かる前に「親が無理心中を図ってきて、子供の自分は死んで、親は助かったって、ひどくない? そんな親と一緒に甕に入りたいだろうか。私なら嫌だな~」と思ってました。(父親の無理心中未遂は支配欲に狂ったモラハラで、母親の場合は愛ゆえっていうのはおかしい)まあ「子供は母親のことが大好きに決まってる」っていう思い込みを利用した展開ですね。
あと埋めれば何とかなる、供養すれば鎮まるという思い込みで失敗するホラーが増えているので、みんなホラー映画を見て学ばないとだよ。

そりゃあアヤちゃんだって美男美女で令和の優しいパパとママのほうがいいに決まってるよね。瀬戸さん演じる令和パパの、気遣いの細やかなところがよかったし、美しくて上品な令和ママの長澤さんが楳図かずお先生画の顔になるところもよかった。何より夫妻がいがみ合いの喧嘩をしないのがストレスフリーだった。(あと風吹さん演じるお義母さんが無事でなにより)
呪禁師さんが到着したあたりからちょっと別の番組が始まった感じでした。

予告の「金平糖の精の踊り」からの「山の魔王の宮殿にて」のつなぎかたが巧いなと思ったのだが、本編では特に使われてなかった。そこはちょっとだけがっかり。

ところで序盤の不審者や、近所の子供たちがメイちゃんの死を知っているのに隠して逃げ帰った風の演技は、終盤回収されると思ってましたが、特に触れられなかった。
続編ねたでしょうか?メイちゃんアヤちゃんがユニットを組んで大人になった近所の子らに復讐?再びやってくる呪禁師?とかそういう?



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