映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「キング・オブ・シーヴズ」

2021年01月17日 | 実話系

2015年にロンドンの宝飾店ハットンガーデンの貸金庫が破られ、
25億円相当の現金や貴金属が、老人のグループに強奪された事件を映画化。
この話は過去に「ハットンガーデン・ジョブ」
「ハットンガーデンの金庫破り」「ジーサンズ・ジョブ 最後の強盗」
と繰り返し映画化ドラマ化されていますが、
英国人の心に響くなにかがあるんでしょうかね。

マイケル・ケイン、マイケル・ガンボンをはじめとするキャストは、
間違いなく今回が一番豪華であると思います。
しかもシャワーシーン、バスローブ姿、スーツにお着換えシーン、
初老マニア(私ではありません)には嬉しいサービス盛りだくさん。
余計なお世話ですが、放尿シーンも複数回あります。

ただ、ケイパーものとしては割とグダグダしておる。
実際の犯罪の流れがそうだったんでしょう。
なにしろ3日もかけてエッサホイサ運び出したらしいですから。
名優たちの姿と演技を愛でるなら優勝映画と言えますが。

ラストばれ
油圧ジャッキが折れて買いに行ったり、
マイケル・ケイン氏演じる主人公が途中でへそを曲げて
犯行から抜けたり、
盗品の集計ができなくて、みんなちょろまかしまくったり、
グループ内で地味に仲間割れして各自が悪口を触れまわったり。
あのへんはちょっと眠かった。

なんですぐに逃げないのか分からなかったんですが
当時の記事によると
みんな最新の捜査技術のことがよく分かってなかったんですね。
パブで犯行の自慢話とかしてるのを、捜査班に録画されたりしてた。
おじいちゃん…。

老化あるあるねたで半分コメディみたいでしたが、
ラストはさすがに決めてきました。
さすがの名優たちの演技と、過去作品の加工編集が上手かった。
えっCGによる撮りおろし…?って一瞬思いました。


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