2015年にロンドンの宝飾店ハットンガーデンの貸金庫が破られ、
25億円相当の現金や貴金属が、老人のグループに強奪された事件を映画化。
この話は過去に「ハットンガーデン・ジョブ」
「ハットンガーデンの金庫破り」「ジーサンズ・ジョブ 最後の強盗」
と繰り返し映画化ドラマ化されていますが、
英国人の心に響くなにかがあるんでしょうかね。
マイケル・ケイン、マイケル・ガンボンをはじめとするキャストは、
間違いなく今回が一番豪華であると思います。
しかもシャワーシーン、バスローブ姿、スーツにお着換えシーン、
初老マニア(私ではありません)には嬉しいサービス盛りだくさん。
余計なお世話ですが、放尿シーンも複数回あります。
ただ、ケイパーものとしては割とグダグダしておる。
実際の犯罪の流れがそうだったんでしょう。
なにしろ3日もかけてエッサホイサ運び出したらしいですから。
名優たちの姿と演技を愛でるなら優勝映画と言えますが。
ラストばれ
油圧ジャッキが折れて買いに行ったり、
マイケル・ケイン氏演じる主人公が途中でへそを曲げて
犯行から抜けたり、
盗品の集計ができなくて、みんなちょろまかしまくったり、
グループ内で地味に仲間割れして各自が悪口を触れまわったり。
あのへんはちょっと眠かった。
なんですぐに逃げないのか分からなかったんですが
当時の記事によると
みんな最新の捜査技術のことがよく分かってなかったんですね。
パブで犯行の自慢話とかしてるのを、捜査班に録画されたりしてた。
おじいちゃん…。
老化あるあるねたで半分コメディみたいでしたが、
ラストはさすがに決めてきました。
さすがの名優たちの演技と、過去作品の加工編集が上手かった。
えっCGによる撮りおろし…?って一瞬思いました。