映画の豆

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「ウォーム・ボディーズ」

2013年10月10日 | 恋愛映画

ウィルス兵器か伝染病か、理由ははっきりしないけれども
ゾンビが世界を埋め尽くし、生き残った人々は壁の中での生活を余儀なくされていた。
自分の名前も思い出せないゾンビの青年「R」は、いつものように集団で人間狩りに出掛けた先で
猛々しくゾンビを仕留める女性ジュリーに出会い、一目ぼれをするのだった。

少しだけ人間的な思考の残っている「R」主観の、
ゾンビ世界のあれやこれやへのツッコミが楽しめるゾンビ映画としてもいいし、
ジュリーとRのラブコメとしても相当おもしろいし、
生きようとして必死に戦う人間たちのサバイバルバトルもちゃんとしているし、
色々きゅっと詰まっているお得な感じの映画です。
XFGでは女子に慣れないメガネ君を演じていたニコラス・ホルトくんが
イケメンゾンビを熱演しています。
(メイクが合っているのか、この映画が一番ハンサムに見えますよ。FFにこういう顔の人いたよね…)
「トワイライト」のゾンビ版と言えるかもしれません。
私はこっちの方が好きだな…。

登場人物の名前が「ロミオとジュリエット」に引っかけてあります。
R=ロミオ、ジュリー=ジュリエット、M=マーキューシオ、ペリー=パリス。

内容ばれ

ゾンビ、壁、いかにもなにかのメタファっぽい撮り方でしたが
ばっさり無視しても全然面白い映画です。

飛行機をおうちにして、好きなおもちゃやレコードで飾り付けてたRの暮らしを思うと切なくなります。
(ホルトくん背が高いから猫背になっても搭乗口が頭ギリギリだった……)
怖がられないように、キモいことしないように、一生懸命のゾンビ…。
終末ゾンビものにもかかわらず、白雪姫や人魚姫、美女と野獣みたいな
どこか童話っぽさのある可愛い映画でした。

ジュリーの女友達と、Rの友達Mがいい味出してた。
ジュリーに捨てられたRが、Mに抱きしめられたところ
別にそういう意味でなくてもグっとくる。
(M「女なんか……」って言ってましたけど)
そしてあんな混沌とした世界でも、女子は男性をメイクするのが大好きなのね…。
あのファンデーションもマスカラも、超々ウォータープルーフやないですか。
メーカー教えてくださいよ!

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