映画の豆

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「るろうに剣心 最終章 The Beginning」

2021年06月10日 | 恋愛映画

前作で発狂して大暴れしていた縁さんのシスコンの原因、
美人のお姉さんの巴さんと人斬り時代の剣心のラブストーリーです。
今回は、ないわけではないがアクションは少なめ、恋愛もの時代劇なので、
各自が己の趣味によって行ったり行かなかったりするといいと思います。
過去編なのでいつものメンバーは出てこない。

セットが良かったです。
剣心の新婚ハウスはオープンセットだそうで、
あと前半の舞台の宿屋、あんな風に屋内に川が流れてちゃ、
冬は寒いわ、夏は虫が大量に発生するわ臭いわ台風で増水して浸水するわで
たぶん実在しないと思いますが、美術としては完璧で、良くできてました。
細部の襖の傷み具合に至るまで細やかだったなあ…。

桂さんが、高橋一生さんで、相当に、わるやさしい桂さんでした。
優しいけど悪い!気遣いながら人殺しさせる感じの!
あと斎藤さん出てましたけど、画面に映るたび
「土方さん……じゃなくて斎藤さんか」を10回くらい繰り返した。
江口さんが土方さん顔なんですよね。

どうでもいいことですが、新撰組の羽織の丈が長くて、
生地の質も柔らかそうで、みんな魔法使いみたいだった。
指輪物語に出てきそうだった。

人の心のない時代の剣心の話なので、
戦いかたがジャンプ漫画の主人公にあるまじき薄汚い感じでしたね。
耳を食いちぎったり、死に損なって這ってる人を串刺したり。
まあそういう男が、愛する女と出会って、畜生道を脱する話なのでした。
とっぴんぱらりのぷう。


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