映画の豆

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「コンティニュー」

2021年06月08日 | SF映画

主人公の男が目覚めると同時に、殺し屋が襲ってくる。
しかし男はまるで相手の動きを予測していたように難なく攻撃をかわし、
朝のコーヒーを楽しむ。
なぜなら男はその朝を140回繰り返しているから…というループものです。

面白かったです。
矢継ぎ早にイベントがどんどん発生して退屈しない映画が好きな人におすすめ。
主人公が死んで死んで死にまくるので、やや残酷シーンへの耐性は必要です。
ループものは近年のド傑作「ハッピー・デス・デイ」があるので、
あれを越えるのはなかなか難しいが善戦している

同じループものの「ミッション:8ミニッツ」と、
殺し屋と戦う「ガンズ・アキンボ」を足して割ったようなお話です。
主人公を殺しにやってくる刺客が個性豊かで面白い。
ミシェル・ヨーが、少し出ておられます。
主役を演じたフランク・グリロさんは
マーベル映画でこじらせたヴィランを演じておられましたが、
この人、悪役を演じるとこじらせ悪役、
善人を演じると疲れた善人に見えるの、お札の肖像画の山折り谷折りみたいで面白い。
なにげに今年もお仕事たくさんされているの、良かったねえと思ってます。

ラストまでばれ

この映画の笑いのセンスが、わりと好きで、
主人公がパンツの中に手を突っ込んでウォォォってなってるのを目撃する
安全保障のひとのシーンとか、
あと「デブのユニコーンだ」のセリフはしびれましたね。
脳の、味覚を処理する部位が刺激されてマフィンの味がしたのでしょう。
わくわくしました。
メル・ギブソンはあまり見せ場がなかった。
猪と蛇の話とか、そんなしょうもない話は
対面でなくてもオンラインで十分やろが!!!と思うようになってしまった2021年。
悪のボスはしようもない小話をするとき、
いちいち部下を呼びつけないでください。
動画をUPしておいてくれたら後で見ます。

ところでハリウッド映画におけるスト2の登場率高すぎなんですが、
eスポーツ振興のためロイヤリティ的なものがフリーになったりしてるの??
あと、英語話者には波動拳が「アルゲン」に聞こえる……?なぜ?

ところで息子くんを演じたのは、フランク・グリロ氏の実の息子さんだそうです。
私は全然気付かなかったけど後で知った。

スピンドルの理屈は最後まで分からなかった。
登録された人間が現実改変能力を持つことになる?
いやでもあの解決法でいいなら、
しょうもない小話の時に元妻が撃ち殺せばよくない?
専守防衛的な見地からスピンドルを使わざるを得ない感じ?
あと結末どうなるか分からないエンドでしたけど、
その嫁大丈夫?サノスおばさんじゃないの?と少し思いました。



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