高画質動画、3Dゲーム、テレビネット会議を多用する人には不向き フルハイビジョンや3D、4K、8Kの高画質映像をやり取りする場合には、5Gは4Gと比して2.5倍以上のメモリを多く消費するらしいですから、20GBといっても実際は7~8GB程度しかないような感じでしょう。意外と早くメモリオーバーしてしまう可能性があります。これらの高画質処理は、本来は高速な固定回線で処理すべきものであり、間違っても、これからの5Gの時代を見据えると、ahamoのような中途半端な定量プランを選ぶべきではないのです。
普通画質動画・2Dゲーム・静止画ネット会議・短時間の電話をする人に向いている ahamoは、20GBを使い切ったあとは1Mbpsベストエフォートです。それならそれで、割り切って4G的に使えばいいのです。つまり、すべて低画質~普通画質の動画、2Dゲーム・静止画のネット会議・短時間の電話・・・というように、使い方をライトユーザー並みに性能を限定してメモリを節約して使えば間違いないと思います。そうすれば、長時間支障なく使えます。
これからの5Gの時代に、きわめて中途半端な20GB、5分間通話といったahamoのような格安サブブランドを必要とするユーザー層とは、いったいどういう人なのかな?と想像すると、それは、固定回線を契約せず、20GBの範囲に収まるように最大限操作できるような人、そして困ったらネットで調べて自己解決し、相当マニアックな使い方のできる人なのかな?と思います。したがって、これは、docomoのアナウンス通り、若い人がターゲットであり、しかもごく一部のユーザーになると思われます。なぜならばahamoに乗り換えると、
1.家族割引等の特典を失って却って割高になったり、
2.docomoメールが使えなくて、各種契約のメルアドを変更しなければならなくなったり、
3.3G電波が使えないので4G・5GのVoLTE対応の機種への買い替えが必要になったりして、
結局はデメリットの方が大きくなる場合があるからです。それで、従来通りのギガライトで良しと判断する人が多数とみて、ahamoに一斉に多くのユーザーが乗り換えるような事態はまず起こる筈がないだろう、それを見越してdocomoはahamoを発表したのでしょう。