MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

予防接種していても水疱瘡!

2013年08月28日 | いろいろ
 夏休みが始まってすぐ、娘が水疱瘡(みずぼうそう =水痘)になりました。夏休みのプールを楽しみにしていたのに一度も入ることなく水疱瘡になって、その後しばらくは親子そろって自宅に閉じこもり生活でした。

 娘は1歳になってすぐ水疱瘡の予防接種(水痘ワクチン)を済ませていたのですが、水疱瘡の予防接種は1回だけだと免疫がつかない人も1割ほどいるのだそうです。
<追記(2017.06.27.)>
 厚生労働省のサイトによると、「水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています」だそうです!定期接種(2回接種)になってよかったですね

 ちょうど発症する2週間ほど前に遊んだお友だちの家の赤ちゃんが翌週に「水疱瘡になった」と聞いて「予防接種してるから大丈夫!」なんて話をしたのが、夏休みの前々日。発疹を見ても、てっきり虫刺され(「これって、ダニ?」)と皮膚科に行ってしまうほど、「予防接種してるから」と思っていたのでした。
 そういえば、おたふくかぜの予防接種をしていた息子が発症したこともあったっけ……。

 娘の症状としては、まずは背中とおなかに赤い発疹が数個。翌日、時間を追うごとに発疹が増加。気づいてから2日目の夜には背と腹に20個以上発疹ができ、38度程度の発熱が3日ほど続きました。赤い発疹は次々と水疱になり、水疱は数日でかさぶたになりましたが、「発疹>水疱>かさぶた(瘡)」が時間差で進むため、全てかさぶたになるまで7日ほど。全てのかさぶたがきれいに取れるまで半月ほどかかりました。

 頭皮にも、顔にも、足の指の間にもできて、夏の暑さのせいもあって一日中かゆがっていたのが可哀そうでした。
 (一番かゆみがひどい、発疹がかさぶたになるまでの数日間は、発疹をかいてしまわないように娘と手をつないで寝ていました。)
 発疹の数が多かったので、とても「予防接種のおかげで軽く済んだ」とは思えなかったのですが、病院の先生に聞くと「熱もあまり高くなかったし元気だったのは予防接種のおかげではないか」ということでした。
 一番 かゆがったのは、「うなじ」。あせもも一緒にできていたのかもしれません。額(おでこ)と うなじ、頭皮には、それぞれ十個ほど。顔には5・6個できました。
 幸い顔にできた水疱は軽かったのか跡もできませんでしたが、背中とおなかには1か月たった今も少し変色したような跡が残っています。(追記:しばらくしたら跡形なく綺麗になりました)

 水疱瘡の治療には抗ウイルス薬もあるのだそうですが、受診した皮膚科では塗り薬だけの処方でした。
 かさぶたを早く乾燥させるために用いられる「カチリ」という塗り薬は、白い絵の具と色も匂いもそっくり。ちょっと変わった匂いですが、絵を描くのが好きな娘は「絵の具で絵を描いている気持ちになればいいんだよね」と言っていました。
 本当は入浴は禁止だったのだそうですが、1度目の診察時に聞き忘れ、発症中ずっと毎日入浴させていましたが、幸い兄たちも感染しないで済みました。(あせも対策には、よかったようです)兄たちは、すでにしっかり免疫があったのでしょうね。

 しかし、夏休みに水疱瘡になったのは不幸中の幸いでした。
 「予防接種してるから」と油断していて、学校の行事や旅行・受験や冠婚葬祭に発症する可能性だってあったんですから。
 大好きな学校を休まなくてもいい、授業も先に進んでしまわない時期になってしまってよかったのかもしれません。
全てがかさぶたになって、お医者さんのOKが出てから帰省することもできましたし。

 3歳の息子さんがいる知人は、小児科の先生に「水疱瘡の予防接種なんてしないでいい。予防接種していても、かかるんだから。10歳ぐらいになって、まだ水疱瘡になっていなかったら、その時免疫の検査や予防接種を考えればいい。」と言われたそうです。
 経済的に余裕があるならば、小さいうちに予防接種をしたうえで、ある程度の年齢になったら免疫の検査をして、抗体ができていなければ再接種するというのが、最善の策でしょうか?(水疱瘡の予防接種は自費接種なので高額ですが、修学旅行や受験などの時にかかる不安を考えたら再接種する価値もあると思います)
 ※平成26年10月1日から、乳幼児は定期接種(公費負担)になりました。

 「小さいころになったほうがいい」といいますが、「できれば軽く」「できれば発症せずに」と思うのが親心ですよね。


 今朝のNHK「あさイチ」で、水疱瘡と同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因の「帯状疱疹」が取り上げられていました。
メインテーマ「3人に1人が発症!帯状疱疹(ほうしん)(2013.08.28.放送)
・水疱瘡のウイルスは水疱瘡が治ってからも体の深部に潜んでいて、免疫力が落ちると帯状疱疹を発症する。
・親の帯状疱疹から、子どもが水疱瘡に感染することもある。(帯状疱疹から帯状疱疹は感染しないんだそうです)
・「帯状疱疹が発症する=免疫力・抵抗力の低下」 ほかの病気が隠れていることもあるので注意。

 誰でもかかる可能性がある身近な病気ですから、油断せずに気を付けて、発症しても早期発見・早期治療できるといいですね。

<追記 2017.06.27.>
※平成26年10月1日から、水痘ワクチンが定期接種となりました。

水痘 - 厚生労働省
 <水痘ワクチン(みずぼうそう予防接種)>
 予防接種の時期:生後12月から生後36月までの間(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)
 予防接種の回数:2回。
         ・1回目の接種は、標準的には生後12月から生後15月までの間。
         ・2回目の接種は、標準的には1回目接種後6月から12月まで経過した時期
                      (1回目の接種から3月以上経過してから)
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