MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

「お母さん」の背中

2005年12月21日 | いろいろ
 朝一番に起きて、少し寒い台所で朝ご飯を作る。
 野沢菜の漬け物を切って、目玉焼きを焼いて、お味噌汁を作って……。
 いつも通りの朝なのに、なんだかふうっと「私って『お母さん』なんだなぁ」と、おかしな気持ちになる。

 そういう瞬間は時々あって、たとえば学校の給食エプロンにアイロンをかけている時や、「早く起きないと学校に遅れちゃうよ!」と子供を起こす時、子供に絵本を読み聞かせる時……、そんななにげない瞬間に、少し手を止めて一人くすっと笑ってしまう。

 「子は親の背中を見て育つ」という言葉どおり、料理も家事も、そして子育ても、母からちゃんと教わったわけではないけれど、母の「背中」の記憶が私を「お母さん」にしてくれているから不思議。

 私の「背中」は子供たちにどう記憶され受け継がれるのだろう?
 ちょっと背筋を伸ばしてみたりして……。(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする