行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

神無月

2009年10月13日 | 旅行
島根県出雲市

10月は神無月と言いますが、

よく言われているのが、全国の神社の神さまが出雲大社に集まって

縁談の相談をする月ということです。

この話は、室町時代くらいからあるようですが、奇妙な話です。

おそらく、出雲大社の宣伝のために誰かが言い出したことでは

ないでしょうか。

そもそも、旧暦の10月と言えば、晩秋から初冬にあたり、

11月の大嘗祭の準備をする大事な時であり、

しかも10月は収穫祭をはじめ、お祭りの多い月です。

そんなときに各国の神さまが留守では困るわけです。

神無月というのは

1.「神の月」が「かみな月」になった・

2.甘南備(神奈備)の月。つまり、神さまが村の森や山に降り立つ月。

3.鉄(かんな)の月。山から採った鉄から製品を造る月。

4.神嘗(かんなめ)の月。大嘗祭の準備をする月。

などの語源が考えられますが、私は神嘗の月というのが妥当だと思います。


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