行雲流水

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南無地獄大菩薩

2012年11月23日 | 禅の心
地獄は死んでから後にあるのではありません。人は悪いことをすれば、生きている時にすでに地獄を体験するのです。
地獄とは人間の怒り、愚痴、むさぼりなど、人間の悪い感情が作り出しているのです。また、人間は他の生き物の命を犠牲にしなければ生きていくことのできない性をもっています。私たちは、善人のふりをしていても様々な罪を犯して生きているのです。白隠禅師は、地獄が怖くて仏門に入ったと言われています。しかし、地獄は現実世界にあることに気がついたのです。そして有名な「南無地獄大菩薩」という言葉を発したのです。私たちは、生きている事自体、いろいろな罪をつくっているのです。それを自覚して生きることが大事なのです。
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