聞くままに また心なき身にしあれば おのれなりけり軒の玉水
道元禅師の傘松道詠の一首です。
心静かにたたずんでいると、ふと不思議な感覚をおぼえるものです。
啼いている蝉の声が消え、自分が啼いていると感じるのです。
波の音が消え、自分が波になっていると感じるのです。
自分は蝉であり、波である。
観察する対象になりきってしまうのです。
人間の感覚とは妙なるものだと思うのです。
道元禅師の傘松道詠の一首です。
心静かにたたずんでいると、ふと不思議な感覚をおぼえるものです。
啼いている蝉の声が消え、自分が啼いていると感じるのです。
波の音が消え、自分が波になっていると感じるのです。
自分は蝉であり、波である。
観察する対象になりきってしまうのです。
人間の感覚とは妙なるものだと思うのです。