行雲流水

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人徳を磨けば

2010年09月14日 | 禅の心
君子処患難而不憂、当宴遊而慮、遇権豪而不懼、対惸独而驚心。



君子は患難に処して憂えず、宴遊に当たりて慮し、権豪に遇うて懼れず、惸独に対して心を驚かす。(菜根譚より)


優れた人は、苦難に直面しても、くよくよと思い悩むことはない。

遊びの席ではめをはずしても、粗相のないように気をつける。

権力者の前でも堂々としているが、身寄りのない不憫な人に対しては、同情して涙を流すものである。



人徳を磨いている人は、多少の苦難にも耐えられるようになるものです。

遊びの場面であろうが、無礼講であろうが、自分の立場をわきまえて、のぼせ上がらないものです。

現代人は、権力者にぺこぺこして、立場の弱い人に対しておごり高ぶる人が多いですが、そういう人は、全く人徳のない人です。



京都市東山区

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