akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

PB船上試写会

2010-04-11 | 映画・芸術・エンターテインメント
昨年夏に活弁で共演したくらいすカルテットの皆さんのコンサート10周年記念【室内楽の集い】に、柏アミュゼクリスタルホールへ伺いました。
生演奏で聴くクラシック音楽、やっぱり気持ちよかったです。みなさんとても素敵でした。

その後、横浜に停泊中のピ-スボートでの船上試写会へお招きいただき行ってきました。
上映されたのは、広島長崎の被爆者103名が参加した2008年9月7日~2009年1月13日までの地球一周航海のドキュメンタリー映画2本。
『フラッシュ・オブ・ホープ~世界を航海するヒバクシャたち』と『ヒバクシャとボクの旅』には、航海中の被爆者の証言だけでなく、世界20カ国を旅する中での、彼らと同乗者たちの心理的変化が映し出されていました。
ヒバクシャと言っても、実際に被爆体験を語れる世代の人々はどんどんいなくなっています。0歳~2歳くらいに被爆した方々には、当時の記憶もなければ、その後もできるだけ関わらないように生きていた方も少なくありません。
世界が核兵器廃絶を実現するために、唯一の原爆被爆国である日本の、被爆者である自分たちが、声をあげることが必要なのではという意識が、乗船した被爆者たちの中に芽生えていました。
核兵器を使うことが人道的に許されざることであるのは誰もが理解できることです。
あんなものが抑止力として必要とされずにすむ世界になることを願います。

私が水先案内人として乗ってからもう5年も経っているのですが、懐かしいスタッフたちともお会いでき、レセプションは嬉しいひとときでした。新しい船オセアニック号は、トパーズ号に比べたらずいぶん綺麗でした。
コメント
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