やっと始まる。
2021年のアメリカスーパークロスレースの初戦は、例年より一週間遅れの今週1月16日、テキサス州ヒューストンで開始、その後同地で1週間ごと3戦連続開催予定となっている。その後の第4戦はインディアナポリスに移動し同地で3戦開催すると言う、今までのスーパークロス開催形態とは異なる。昨年迄の第1戦西部アナハイムが東部ヒューストン初戦開催へと代わったが、各ワークスチームの陣容も決定と報道されたので、それはそれで大いに楽しみにしている。
で、2021年初戦に向かっての現下、どの選手が、またどのチームが最も実力があり優れ、優勝の可能性があるかをFB「Supercross」が公開している。それが「🚨Here are the 2021 Monster Energy Supercross Preseason Power Rankings presented by Rocky Mountain Atv/mc Fantasy Supercross Make sure to sign up for Rocky Mountain Atv/mc Fantasy Supercross before January 10th! 」で、そこに「 2021 Supercross Preseason Power Ranking Lists」が公表されている。この予想によると、450のメインクラスのNO1は昨年同様にKAWASAKIワークスのE.Tomac選手で、250ライトクラスNO1はPro Circuit KAWASAKIのAustin Forkner選手、メーカー評価NO1はKAWASAKIとなっている。この予想に対し、FBコメント欄にある巷のAMASXファンの声は色々雑多で読んでみるとなかなか面白い。
「FB「Supercross」」
スーパークロスレース(AMASX)はMLBやプロフットボールを開催する大きなスタジアム内に造成されたコースでモトクロスレースを行う、スポーツ大国アメリカでも第1級のスポーツ競技の一つで、テレビ放映されるのは勿論のこと、ネット上でも実況され、遠い日本でもレース展開を同時観戦できる。観客動員数はスタジアム容量にもよるが、8万人収容スタジアムを満席にした事を考慮すれば、スーパークロスは全世界の二輪モータースポーツの頂点の一つに立っているのは間違いない。遠い日本でも無料のライブタイミングが見れ、間を置かずに動画配信されるので、AMASXをパソコン観戦するだけでも、そのエキサンティングな迫力あるレース展開は観客をすぐに興奮の虜にする。過去、ロードレース、モトクロス、ビーチレース等の多くの二輪レースを観戦してきた実経験から言えば、AMASXは断トツに面白く、幾つになっても、私は大ファンだ。
さて、昨年も優勝候補No1だったカワサキワークスKawasaki Racing TeamのEli Tomac選手だが、2020年、チャンピオンを獲得した。かって昔の覇者だった日本の二輪企業のワークスライダーが束になってかかっても、KTMの牙城は当面落とせそうにないな~と悲観していた期間がながかったのでチャンピオンを奪い返し素晴らしく思う。大昔の日本のワークスチーム全盛時代を知っている世代、最近の日本企業のワークスチームの体たらくぶりにほとほと嘆き悲しんでいる世代が思うに、日本ワークスの代表たる「Kawasaki Racing Team」が欧州勢からチャンピオンフラッグを昨年、6年ぶりに奪回したのは、本当に嬉しかった。一方、個人的に大いに期待している選手は、同じkaswaskiワークス2年目の#9Adam Cianciarulo選手だろう。ミニバイク時代から飛びぬけて速く、遠からずプロのチャンピオンになると期待されるも、肩の脱臼癖が直らず暫らく低迷していたが、素性の良さと今季の活躍から「Supercross」の実力評価は5位と、期待はかなり高い。250クラスは、カワサキのA.Forkner選手がNo1評価、また同じ250クラスでは期待の日本人選手下田丈選手は10位にランクインしているのでアメリカでの評価も高いのだろう。オフロード大国アメリカのモトクロスの裾は極めて広いので、今年、どんな新人選手が台頭してくるかも大いに楽しみがある。他方、チームメーカーの評価だが、「KAWASAKIがNO1」となった。今まで、この地位は欧州のKTMが独占していたが、昨年の覇者Kawasaki Racing TeamのEli Tomac選手の優勝の効果があるのだろうが、個人的にもその通りだと思う。他方、極めて残念なのはスズキの立ち位置だろう。今年、米国市場の新参者GASGASという実績0のワークスチームが台頭してきた。そのGASGASよりも評価が悪いのがスズキ。ここ数年にわたる、その量産車の出来やプロレース戦績問わず、オフ車の大市場での評価の悪さはどうしようもない。かっての大昔、スズキは全世界のモトクロス界において燦然たる輝かしい実績を誇示していただけに、現下の評価の悪さとの、その大きな落差は如何ともしがたく、かってのスズキの輝かしい実績を知っているだけに、泣きたくなるほど寂しい。
更に加えて言えば、HRCの名が付く、ホンダワークスチームには奮起してほしいと心から願っている。
と言うのは、30年前後前の大昔、”American HONDA”というワークスチームがアメリカのプロモトクロスを席巻していた時期があった。当時、並いるトップライダーを上位から根こそぎ契約し、他チームは手の打ちようがなかった時代だ。しかし、その後の長い期間、往年の強いホンダを知っているモトクロスファンにとって、ホンダモトクロスの凋落ぶりは大いに落胆させるものだった。そして、2015年、最強のホンダを彷彿させる名がAMAのモトクロスレースに再登場し、「TEAM HONDA RACING」最強の時代、あの最強の時代を肌に染み込ませているはずのHRCが、モトクロスに再参戦すると聞いて、これから強いホンダが登場するとファンの一人として喜んだものだ。しかし、実際は、かっての最強ホンダを再生する事はかなわない状態が続いてしまった。二輪のモータースポーツの世界で、レースこそ我がDNAだと標榜しているホンダが、そのホンダワークスが後方で苦戦している姿を見るに、ファンの一人としては耐えがたいもので、こんな惨めなものはない。世界の二輪業界のリーダーたるホンダワークスは、トップに立ってこそ、その責があると、二輪のモータースポーツファンは誰でもそう思っているはずだ。
2021年のアメリカスーパークロスレースの初戦は、例年より一週間遅れの今週1月16日、テキサス州ヒューストンで開始、その後同地で1週間ごと3戦連続開催予定となっている。その後の第4戦はインディアナポリスに移動し同地で3戦開催すると言う、今までのスーパークロス開催形態とは異なる。昨年迄の第1戦西部アナハイムが東部ヒューストン初戦開催へと代わったが、各ワークスチームの陣容も決定と報道されたので、それはそれで大いに楽しみにしている。
で、2021年初戦に向かっての現下、どの選手が、またどのチームが最も実力があり優れ、優勝の可能性があるかをFB「Supercross」が公開している。それが「🚨Here are the 2021 Monster Energy Supercross Preseason Power Rankings presented by Rocky Mountain Atv/mc Fantasy Supercross Make sure to sign up for Rocky Mountain Atv/mc Fantasy Supercross before January 10th! 」で、そこに「 2021 Supercross Preseason Power Ranking Lists」が公表されている。この予想によると、450のメインクラスのNO1は昨年同様にKAWASAKIワークスのE.Tomac選手で、250ライトクラスNO1はPro Circuit KAWASAKIのAustin Forkner選手、メーカー評価NO1はKAWASAKIとなっている。この予想に対し、FBコメント欄にある巷のAMASXファンの声は色々雑多で読んでみるとなかなか面白い。
「FB「Supercross」」
スーパークロスレース(AMASX)はMLBやプロフットボールを開催する大きなスタジアム内に造成されたコースでモトクロスレースを行う、スポーツ大国アメリカでも第1級のスポーツ競技の一つで、テレビ放映されるのは勿論のこと、ネット上でも実況され、遠い日本でもレース展開を同時観戦できる。観客動員数はスタジアム容量にもよるが、8万人収容スタジアムを満席にした事を考慮すれば、スーパークロスは全世界の二輪モータースポーツの頂点の一つに立っているのは間違いない。遠い日本でも無料のライブタイミングが見れ、間を置かずに動画配信されるので、AMASXをパソコン観戦するだけでも、そのエキサンティングな迫力あるレース展開は観客をすぐに興奮の虜にする。過去、ロードレース、モトクロス、ビーチレース等の多くの二輪レースを観戦してきた実経験から言えば、AMASXは断トツに面白く、幾つになっても、私は大ファンだ。
さて、昨年も優勝候補No1だったカワサキワークスKawasaki Racing TeamのEli Tomac選手だが、2020年、チャンピオンを獲得した。かって昔の覇者だった日本の二輪企業のワークスライダーが束になってかかっても、KTMの牙城は当面落とせそうにないな~と悲観していた期間がながかったのでチャンピオンを奪い返し素晴らしく思う。大昔の日本のワークスチーム全盛時代を知っている世代、最近の日本企業のワークスチームの体たらくぶりにほとほと嘆き悲しんでいる世代が思うに、日本ワークスの代表たる「Kawasaki Racing Team」が欧州勢からチャンピオンフラッグを昨年、6年ぶりに奪回したのは、本当に嬉しかった。一方、個人的に大いに期待している選手は、同じkaswaskiワークス2年目の#9Adam Cianciarulo選手だろう。ミニバイク時代から飛びぬけて速く、遠からずプロのチャンピオンになると期待されるも、肩の脱臼癖が直らず暫らく低迷していたが、素性の良さと今季の活躍から「Supercross」の実力評価は5位と、期待はかなり高い。250クラスは、カワサキのA.Forkner選手がNo1評価、また同じ250クラスでは期待の日本人選手下田丈選手は10位にランクインしているのでアメリカでの評価も高いのだろう。オフロード大国アメリカのモトクロスの裾は極めて広いので、今年、どんな新人選手が台頭してくるかも大いに楽しみがある。他方、チームメーカーの評価だが、「KAWASAKIがNO1」となった。今まで、この地位は欧州のKTMが独占していたが、昨年の覇者Kawasaki Racing TeamのEli Tomac選手の優勝の効果があるのだろうが、個人的にもその通りだと思う。他方、極めて残念なのはスズキの立ち位置だろう。今年、米国市場の新参者GASGASという実績0のワークスチームが台頭してきた。そのGASGASよりも評価が悪いのがスズキ。ここ数年にわたる、その量産車の出来やプロレース戦績問わず、オフ車の大市場での評価の悪さはどうしようもない。かっての大昔、スズキは全世界のモトクロス界において燦然たる輝かしい実績を誇示していただけに、現下の評価の悪さとの、その大きな落差は如何ともしがたく、かってのスズキの輝かしい実績を知っているだけに、泣きたくなるほど寂しい。
更に加えて言えば、HRCの名が付く、ホンダワークスチームには奮起してほしいと心から願っている。
と言うのは、30年前後前の大昔、”American HONDA”というワークスチームがアメリカのプロモトクロスを席巻していた時期があった。当時、並いるトップライダーを上位から根こそぎ契約し、他チームは手の打ちようがなかった時代だ。しかし、その後の長い期間、往年の強いホンダを知っているモトクロスファンにとって、ホンダモトクロスの凋落ぶりは大いに落胆させるものだった。そして、2015年、最強のホンダを彷彿させる名がAMAのモトクロスレースに再登場し、「TEAM HONDA RACING」最強の時代、あの最強の時代を肌に染み込ませているはずのHRCが、モトクロスに再参戦すると聞いて、これから強いホンダが登場するとファンの一人として喜んだものだ。しかし、実際は、かっての最強ホンダを再生する事はかなわない状態が続いてしまった。二輪のモータースポーツの世界で、レースこそ我がDNAだと標榜しているホンダが、そのホンダワークスが後方で苦戦している姿を見るに、ファンの一人としては耐えがたいもので、こんな惨めなものはない。世界の二輪業界のリーダーたるホンダワークスは、トップに立ってこそ、その責があると、二輪のモータースポーツファンは誰でもそう思っているはずだ。