今年の庭の芍薬。
一昨年、家の軒下から隣家との境のフェンス沿いに移植したが、特に変りもなく、今年も綺麗に花が咲いている。春先に赤茶色の芽が出てきて、あれよあれよと言うまに茎が伸びる。赤茶色の茎はそのままの色で伸び、葉も同じ赤茶け色だったのが、気付かぬうちに濃い緑に変化し、次第に丸い堅い蕾を付ける。ピンクの花の芍薬一種類と赤い花弁の八重の芍薬を数本を同じ場所に植えている。いつも先に咲くのがピンクの芍薬で、この芍薬が散り始めるころに八重が咲き始める。何れの芍薬も咲き初めの花弁は太陽がさすと開き、夕方になると花弁を丸く閉じるが、花持ちは良くなく、八重の方の花姿は2日で開ききってしまう。
ところで、一本だけ残っていた庭のボタンの花は昨年末に枯れてしまった。20年ほどに前に3本の牡丹を植えて、毎年綺麗に咲いていたが、庭の花を入れ替えする際、牡丹を3本とも別の場所に移植したところ、2本は枯れて1本だけ残った。その牡丹1本も移植した場所との相性が悪かったのか、以来、咲いたり咲かなかったりしていたが、昨年末に枯れた。