股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

憎いヤツ

2012-05-14 09:38:56 | 股関節の基礎
夜の札幌駅北口
札幌に来て5日目の朝です。


東京からの飛行機内で綺麗な日没?を見ることができました。
隣の紳士もパチリしていました。

黒い部分は雲海ですが、高度は10000mくらいでしょうか?
東北の上空だと思います。
明るい部分は“空”というより宇宙の渚です。







これが憎い。

これとは、屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)。

わかりやすく表現すると“伸展障害”。
もっとわかりやすく表現すると、股関節が後ろにそらない(後ろに曲がらない)こと。







人が歩く時、右足を前に振りだすと同時に左股関節は後ろにそります(伸展します)。
このように、股関節が後ろにそらせることが出来ない状態と考えるとわかりやすいかもしれません。
これが、屈曲拘縮です。(本当は伸展障害とか伸展制限の方が正しい言い方かもしれません。
)



屈曲拘縮がもたらす影響

1、歩行時に、股関節が伸展できないので、膝が早く曲がってしまう。
 この歩き方だと「あなたどうしたの?脚痛いの?」と聞かれることが増えそうです。

2、まっすぐ立とうとすると、骨盤が前傾してしまい、いわゆる“でっちり(出尻)”になる。

3、上を向いて(仰向き)寝ると膝の裏が浮きやすく、長時間寝ると股関節付け根に痛みが出やすい。  (筋肉が長時間引き伸ばされることによる痛み。) 

4、うつ伏せで寝ると、股関節前面が引っ張られて、起き上がった時に痛みで歩きにくくなることがある。

5、足で地面をけって歩けないので、お尻の筋肉(大殿筋)とももの裏の筋肉群(ハムストリングス)が使えないことが多いので、お尻やももがやせやすい。


前々回の基本と応用の記事でも書きましたが、屈曲拘縮があると、綺麗に歩きたくとも綺麗に歩くことができないのです。
腹筋に力を入れにくいし、お尻に筋肉に力を入れることもできません。
骨盤はどうしても前傾します。
足で床を蹴って歩くこともできません。



まずは、股関節の伸展障害を改善してからでないと、正常歩行に近い歩き方はできないのです。


屈曲拘縮になってからの期間が長い方の場合、一生股関節の伸展が正常範囲に戻らない方もいます。
このような方に、『悪い歩き方が痛みを出させるのです。』と言う事は、この方に“一生痛みは取れませんよ。”と言っている事になります。


私が“綺麗に歩ける事が重要です。”と言ったり書いたりしないのは、このような方が結構いらっしゃるのも一つの理由です。


その他の理由としては、骨の変形によって足の長さが違う方がいたり、骨の変形をカバーするためにどうしても身体が歪んでしまう方がいたり、股関節の炎症により足に体重をかけると痛い方がいたり、子供のころから内股・出尻で歩いてきた方がいたり、大腿骨の頚体角の変化により骨盤を傾けてしか歩けない方がいたり・・・“綺麗な歩行”に限界を持っている方が意外と多いからです。



現在私が診させて頂いている方々には、上記の症状の方が多いです。
ですので、私は“正常歩行”の範囲を広めに考えていて、ある程度“個性”と考えた方が心が楽になる方が多いと考えています。











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変形性股関節症を怖がらないでね