3基稼働時のイオンエンジン 画像提供:JAXA/ISAS
遂に彼が目覚めた。
またしても…またしても、彼は甦った!
不死鳥、羽ばたく!!
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について(JAXAプレスリリース)
11月4日(水)(日本時間)、作動中だったイオンエンジン1基(スラスタD)が中和器の劣化による電圧上昇により自動停止した「はやぶさ」。
残る3基のイオンエンジンはいずれも機能停止しているか不調を抱えており、このままではイオンエンジンによる加速が出来ず地球帰還は危うくなると見られていた。
この絶体絶命のピンチに、「はやぶさ」を支える宇宙科学研究本部「はやぶさ」運用チームが編み出した奇策…それは何と、2基のイオンエンジンスラスタを組み合わせて使うというものだったのだ!
具体的には、
「スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました」という(JAXAプレスリリースより引用)。
そうか、そんな手があったのかー!!
18:30pm現在、JAXAでのこの件に関する記者会見はまだ続いている模様で、現場の状況を大塚実さんがTwitterで実況しておられるのだが、
それによると既にこの手法で「はやぶさ」のイオンエンジンによる加速は開始されているようだ。
そしてなんと、このままイオンエンジンの2基同時運転が正常に続行出来れば、当初の予定通り2010年6月の帰還が可能だという。
つまり…
「はやぶさ、完全復活!!」
はやぶさよ…君はなんという…なんという船なんだ!!本当に、奇跡の宇宙船としか言いようがないじゃないか!!
(大塚実さん、実況ありがとうございます!)
不死鳥はいま、火星の近くで力強く羽ばたいているという。
彼の近くには、火星への道半ばで傷付き宇宙に散った彼の姉…火星探査機「のぞみ」が、弟の姿を優しく見守っている筈だ。
そして地球でも、彼の家族「はやぶさチーム」が、そして僕たち、彼を愛する多くの人たちが、心を一つにして宇宙の彼方を往く不死鳥に声援を送っている。
今、僕もまた彼に再び声援を送ろう。
「はやぶさ、帰っておいで!
もう少し、あと少しで、君のふるさと地球だよ!
みんな、君のことを待っているんだよ…!!
…来年6月、ウーメラの凍える砂漠で待ってるからね!!」
, ノ)
ノ)ノ,(ノi
( (ノし
┐) ∧,∧ ノ
..|( ( ....:::::::) ( ファイトオオオオオ!
 ̄⊂/ ̄ ̄7 )
(/ 川口 /ノ
 ̄TT ̄
_ _,_ _
∠/ ヽ ノ .∠/
∠∠=|・∀・ |=∠/
∠/  ̄¶' ̄ ∠/ いっぱああああああつ!!
地 球 帰 還 時 の 栄 養 補 給 に
_ ___ ____ __ __
| ̄| ! ̄|┌┘└‐P│└PPi ノ ,r┐ |ヽ、__,ノ/| ! r、 ヽ
|_|丿 ! 厂| hヾ l ┌─‐!∠ 、ー' ,! __ノ | .! | ) }
∠__ノ/___j___,!l、_).!、_ ̄ ̄| ∠__ノ |____ノ | '‐' _ノ
 ̄ ̄  ̄ ̄
大 正 製 薬
「はやぶさチーム」の皆さん、彼を救って下さり本当にありがとうございました。
地球帰還まで彼を宜しくお願いします!
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝
11/20 21:30pm追記:落ち着いたところで改めてプレスリリースや松浦さんのL/D(はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動)等の情報を読み直してみると、今回の復活劇の凄まじさが改めて実感出来た。
イオンエンジン担当の國中先生によって「こんなこともあろうかと」予め考慮されていたという、異なるエンジンのイオン源と中和器を使って運転を行うことを想定した電源回路然り。
折りしも「はやぶさ」が太陽に近付きつつあり、太陽電池の発電容量に余裕が出ていた故に可能となった手法であること然り。
改修工事の予定を遅らせて、ぎりぎりで「臼田さん」での強力な通信運用が行えたこと然り。
そして、気掛かりなことも…
川口先生が「旅行する人が大変になったりするので…」と、「はやぶさ」の地球帰還日についての明言を避けておられる。
ウーメラ砂漠への出迎えを画策している僕はまさにその「旅行する人」な訳で、川口先生はじめJAXAの「はやぶさ運用チーム」の方々を憂慮させてまで、出迎えを決行するつもりはないのだ。
僕はあくまで、「はやぶさ」を静かに出迎えてありがとうと伝えたいだけなので、もし今後、出迎えは控えた方が良いということになれば、自粛するつもりでいる。
迷惑を掛けてまで自分の想いを優先させるのは本末転倒だから。
…でも、許されるならば願わくば、一般の旅行者が任意に入ることの出来るウーメラの町まで出向き、遠くから彼の最後の輝きを見守らせてもらえれば…と思っている(当初から、サンプル回収カプセル降下地点の軍事基地エリアに近付こうなどとは毛頭考えていないのです)。
遂に彼が目覚めた。
またしても…またしても、彼は甦った!
不死鳥、羽ばたく!!
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について(JAXAプレスリリース)
11月4日(水)(日本時間)、作動中だったイオンエンジン1基(スラスタD)が中和器の劣化による電圧上昇により自動停止した「はやぶさ」。
残る3基のイオンエンジンはいずれも機能停止しているか不調を抱えており、このままではイオンエンジンによる加速が出来ず地球帰還は危うくなると見られていた。
この絶体絶命のピンチに、「はやぶさ」を支える宇宙科学研究本部「はやぶさ」運用チームが編み出した奇策…それは何と、2基のイオンエンジンスラスタを組み合わせて使うというものだったのだ!
具体的には、
「スラスタAの中和器とスラスタBのイオン源を組み合せることにより、2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることが確認できました」という(JAXAプレスリリースより引用)。
そうか、そんな手があったのかー!!
18:30pm現在、JAXAでのこの件に関する記者会見はまだ続いている模様で、現場の状況を大塚実さんがTwitterで実況しておられるのだが、
それによると既にこの手法で「はやぶさ」のイオンエンジンによる加速は開始されているようだ。
そしてなんと、このままイオンエンジンの2基同時運転が正常に続行出来れば、当初の予定通り2010年6月の帰還が可能だという。
つまり…
「はやぶさ、完全復活!!」
はやぶさよ…君はなんという…なんという船なんだ!!本当に、奇跡の宇宙船としか言いようがないじゃないか!!
(大塚実さん、実況ありがとうございます!)
不死鳥はいま、火星の近くで力強く羽ばたいているという。
彼の近くには、火星への道半ばで傷付き宇宙に散った彼の姉…火星探査機「のぞみ」が、弟の姿を優しく見守っている筈だ。
そして地球でも、彼の家族「はやぶさチーム」が、そして僕たち、彼を愛する多くの人たちが、心を一つにして宇宙の彼方を往く不死鳥に声援を送っている。
今、僕もまた彼に再び声援を送ろう。
「はやぶさ、帰っておいで!
もう少し、あと少しで、君のふるさと地球だよ!
みんな、君のことを待っているんだよ…!!
…来年6月、ウーメラの凍える砂漠で待ってるからね!!」
, ノ)
ノ)ノ,(ノi
( (ノし
┐) ∧,∧ ノ
..|( ( ....:::::::) ( ファイトオオオオオ!
 ̄⊂/ ̄ ̄7 )
(/ 川口 /ノ
 ̄TT ̄
_ _,_ _
∠/ ヽ ノ .∠/
∠∠=|・∀・ |=∠/
∠/  ̄¶' ̄ ∠/ いっぱああああああつ!!
地 球 帰 還 時 の 栄 養 補 給 に
_ ___ ____ __ __
| ̄| ! ̄|┌┘└‐P│└PPi ノ ,r┐ |ヽ、__,ノ/| ! r、 ヽ
|_|丿 ! 厂| hヾ l ┌─‐!∠ 、ー' ,! __ノ | .! | ) }
∠__ノ/___j___,!l、_).!、_ ̄ ̄| ∠__ノ |____ノ | '‐' _ノ
 ̄ ̄  ̄ ̄
大 正 製 薬
「はやぶさチーム」の皆さん、彼を救って下さり本当にありがとうございました。
地球帰還まで彼を宜しくお願いします!
天燈茶房亭主mitsuto1976 拝
11/20 21:30pm追記:落ち着いたところで改めてプレスリリースや松浦さんのL/D(はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動)等の情報を読み直してみると、今回の復活劇の凄まじさが改めて実感出来た。
イオンエンジン担当の國中先生によって「こんなこともあろうかと」予め考慮されていたという、異なるエンジンのイオン源と中和器を使って運転を行うことを想定した電源回路然り。
折りしも「はやぶさ」が太陽に近付きつつあり、太陽電池の発電容量に余裕が出ていた故に可能となった手法であること然り。
改修工事の予定を遅らせて、ぎりぎりで「臼田さん」での強力な通信運用が行えたこと然り。
そして、気掛かりなことも…
川口先生が「旅行する人が大変になったりするので…」と、「はやぶさ」の地球帰還日についての明言を避けておられる。
ウーメラ砂漠への出迎えを画策している僕はまさにその「旅行する人」な訳で、川口先生はじめJAXAの「はやぶさ運用チーム」の方々を憂慮させてまで、出迎えを決行するつもりはないのだ。
僕はあくまで、「はやぶさ」を静かに出迎えてありがとうと伝えたいだけなので、もし今後、出迎えは控えた方が良いということになれば、自粛するつもりでいる。
迷惑を掛けてまで自分の想いを優先させるのは本末転倒だから。
…でも、許されるならば願わくば、一般の旅行者が任意に入ることの出来るウーメラの町まで出向き、遠くから彼の最後の輝きを見守らせてもらえれば…と思っている(当初から、サンプル回収カプセル降下地点の軍事基地エリアに近付こうなどとは毛頭考えていないのです)。
また、凄い手を出してきましたね。
調子悪いエンジンの良いとこ取りで、使えるエンジンの出来上がりですか。
とにかく、推力さえ確保出来れば、予定通りの帰還が可能です。
最悪、はやぶさを人工惑星状態で保存と考えてたんですが、工学試験衛星としてあらゆるトラブルの経験と克服というお土産まで持って、地球への帰還。この資産を未来につながないでどうする。
GXで削った予算の1/10でいいから惑星探査機に返してくれと言いたい。
彼と、彼を支える運用スタッフの皆さんには、脱帽しっぱなしです。
でも、正直。
もうサプライズはよいから、無事に戻ってきて欲しいです。
それと、帰ってくる日は、ツアー客等の殺到で?混乱をきたすから公表しないとの川口プロマネの発言が気になっています。
天燈茶房亭主さんも、迎えにいかれる予定なんですよね?
もう・・・なんというか、言葉が出ませんでした。
何としてでも来年、ウーメラまで出迎えに行きたいです。
今年の宇宙研一般公開で、実際回収に行くことになっているというスタッフの方に話を伺うことができました。
要約すると、
1.現地に迷惑かけるといけない
2.自分らが責任持てない
だから、なるべくなら日本で見守って欲しい、と言っていました。具体的な帰還日時は、直前か、あるいは全て終わった事後に発表することになるだろう、とのことです。
遠足じゃないけど、
はやぶさのミッションは地球に戻るまで!というか
技術者たちのもとに帰るまでですし☆
そして、それを予め見越して回路を組んでいたという「はやぶさチーム」イオンエンジン担当の國中先生、「こんなこともあろうかと」なんてカッコ良すぎます。
この経験を次世代に残すことは、日本人としての義務だと僕も思います。
MOLTAさん、交通事故に遭われたそうですがお身体は大丈夫ですか?ご自愛下さいね。
実は「はやぶさチーム」は、今後支障が生じる可能性のある生き残り1つのリアクションホイールによる姿勢制御についてもとんでもない代替案の隠し玉を用意しておられるらしい…と聞きます。
興味津々ですが、このまま最後まで隠されたままでの地球帰還が一番ですよね、本当に。
金木犀さん、今日書いた追記でも触れましたが、ウーメラへの出迎えについては今後慎重に考慮する必要がありそうですね。
僕としては、出来ればウーメラの町までは行きたいと思っていますが…
もし現地の方々や「中の人」に迷惑をかけることになりそうなら自粛して、来年6月の帰還後の夏休みに改めて現地へ赴くことも考えています。
卵さん、凄い復活劇だったよね!
それに、はやぶさ君は技術者さんたちだけじゃなく、僕や卵さんや、みんなのところに帰って来るんだよ。
無事の帰りを、一緒に待とう!
豪州に行かなくとも、われわれの思いは届くと思います。
HTVの大気圏再突入の時もそうですが、ものすごい広範囲で規制線が張られます。現地に行ってはやぶさが燃え尽きる姿が見えなかったと怒る方がいるかもしれません。実際皆既日食のとき、皆既日食を見に行こう(天候による免責事項記載あり)!ツアーで悪石島で日食が見られなかったから金返せ!という事態もありました。そんなことにならないとも限りません。特にはやぶさの帰還の様子自体現地にいても見えないと考えたほうがいいとおもいます。
ウーメラは軍の施設もあるとのことなので、万一変な場所に迷い込んで捕まったら、それこそ迷惑になってしまいかねません(そうなったら両国政府にも迷惑をかけてしまいます)。
日本で彼の帰還の吉報を待つのを開発スタッフが望むならそうしたほうがいいと思います。
そうしたほうが帰還する「はやぶさ」も喜んでくれると思います。
とにもかくにも、はやぶさには地球に戻ってきてもらいたいものです。
「はやぶさチーム」の先生方の努力にはただただ頭が下がります。
はやぶさ出迎えですが…
ここ数日、色々考えたのですが、川口先生ご自身が言及されているということは、「中の人」も出迎え騒動を相当懸念しておられる訳だろうし、やはり自粛すべきだろう…と考えています。
当初は、僕1人がこっそり現地に出向いても何てことはないだろう等と軽く考えていたのですが、ここまで「はやぶさ」の奇跡の復活がクローズアップされると、やはりaltoさんの言われるとおり「皆既日食騒動」のような事態になり兼ねませんしね。
彼の健闘を称え、最期を見守り感謝したい…という気持ちを押し通すあまり、迷惑を掛けてしまうという本末転倒だけは避けたいと思っています。
ウーメラには、すべてが終わった後の来年の夏休み(現地は真冬ですかw)に出向いて、静かに祈りを捧げたいと思っています。