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「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」を観てきました

2009-12-20 | 映画・演劇・コンサートを観る
波動砲…ではなく、小惑星探査機「はやぶさ」のイオンエンジン 画像提供:JAXA

観てきました、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

※注意:これ以降、若干ネタバレ的な記述があります。

何と言うか…SFとかスペースオペラとかいう以前に「社会派」ですね。
原案があの石原慎太郎氏だというので納得。
モロに、現代の世界情勢を反映した設定です。

ところで僕は「宇宙戦艦ヤマト」をリアルタイムで観ていた世代ではないので過去のヤマトにはそれ程の想い入れがないのですが、
そんな僕にとってはヤマトは現代のリアルな宇宙機…もっとハッキリ言うと、人類史上初の小惑星からのサンプルリターンを成し遂げるべく地球への帰還を目指しているJAXA探査機「はやぶさ」と重なって見えました。
何しろ、先月にトラブルが発生し停止してしまった「イオンエンジン」をまさかの手法で甦らせ、奇跡の復活を遂げた際には
こんな動画が話題になったばかりだし。


という訳でヤマトの切り札“波動砲”は、「はやぶさ」の搭載するイオンエンジン“μ-10”の発展形にしか見えないのですよ。
ヤマトが最後に撃つ6連発のトランジッション波動砲なんて、まさに「こんなこともあろうかと」真田さん…じゃなかった宇宙研の國中先生によって用意されていた中和器とのクロス回路とダイオードを備えたイオンエンジン復活の切り札そのものだし(笑)

そんな訳で、氷結惑星アクエリアスの修復ドッグからの離脱シーンでは
「はやぶさ、小惑星イトカワ地表から緊急離脱ー!!」とか、
波動砲発射シーンに合わせて
「中和器のクロス接続完了!もうバッテリー死んでるけど太陽電池パドルエネルギー充填120%!!
はやぶさ、トランジッションイオンエンジン波動砲発射ー!!」

とか胸中で叫んで結構楽しく観れました、「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

第2部では是非、実際に劇中に「はやぶさ」を登場させて欲しいものです。
勿論、
「スタートレック」劇場版第1作に登場した“ビジャー”ことボイジャー6号とか、
アニメ「サマーウォーズ」の“あらわし”みたいに中途半端な悪役や狂言回しじゃなくて、
地球を救う正義のスーパーヒーローとしてね…!!