天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

夜汽車、また走り去る

2009-12-06 | 鉄道
まだ公式発表されていませんが、一部の新聞等で上野と金沢を結ぶ夜行急行「能登」寝台特急「北陸」がそれぞれ廃止や不定期化されるとの報道があったようです。

今年春の寝台特急「はやぶさ」「富士」廃止に続き、また日本の夜から夜汽車が姿を消すことになりそうです。

恐らくこのまま、日本から夜汽車という“旅の文化”は消滅していくのでしょう。
…でも、夜の闇の底の彼方に、遥かに聞こえてくる夜行列車の音、それを聞くと広がる旅への想い、憧れ…
そんなものまで、日本人の心から消えてしまうと思うと…

僕は、悲しくて寂しくて、そしてこわくて仕方が無いのです。

夜行列車も走らない、誰もが大急ぎで目的地へと向かう。ただそれだけのこと。
…そんな日本に、このままなっていくのでしょうか?

2つの宇宙帆船に乗ろう!「IKAROS(イカロス)」 相互国際協力応援キャンペーン

2009-12-04 | 宇宙
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」のミッション概念図 画像提供:JAXA

来年初夏、H-IIAロケット(の多分、17号機)に金星探査機「あかつき」と「あいのり」して打ち上げられる小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」

「IKAROS(イカロス)」は小さな相乗り衛星と云えども侮れません。
惑星間の宇宙で展開した超極薄の帆に太陽光の風を孕み、太陽光圧でそらを駆ける人類史上初の「宇宙帆船」なのです!
さらに帆の一部にはこれまた極薄の薄膜太陽電池を貼付け、
「帆だけで宇宙空間を航行できること及び薄膜太陽電池で発電できること」の2つの世界初の実証を目指す、実に野心的なミッションなのです!

この魅力的な宇宙帆船「IKAROS(イカロス)」が、現在“乗員”を募集しています。
しかも、「IKAROS(イカロス)」に乗り組む乗員はそのまま2010年末に米国で打ち上げが予定されている米国惑星協会の推進するもう一つの宇宙帆船「Light Sail-1」に乗ることも出来るのです!

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」相互国際協力応援キャンペーンの実施について
(JAXAプレスリリース)

君も太陽系をヨットに乗って旅しよう! (JAXA月・惑星探査プログラムグループ)

「IKAROS(イカロス)」と「Light Sail-1」の乗員の乗船名簿とメッセージは、DVDディスクに記録されて直接、2つの帆船に積み込まれます。
乗船手続きの最終締切は2010年3月14日ですが、2010年2月28日までに乗船手続きを済ませた乗員は何と!先着20万名に限り、名前を直接、極細の文字でアルミプレートに直接刻み、これを「IKAROS(イカロス)」の帆の先端にあるおもり(先端マス)に搭載してもらえるのです!
太陽光を受けるマストの先端に陣取り惑星間を航海出来る栄誉に浴するべく、乗船手続きはお早めに!

僕も勿論、もう乗船名簿に名前を書きこみましたよ。
皆さん、宇宙帆船「IKAROS(イカロス)」と「Light Sail-1」の船上でお会いしましょう!

いざ往かん、太陽の風を孕み遥かなるそらへ、星の海へ、金星へ!

ちなみに、「IKAROS(イカロス)」の母船「あかつき」にも乗ることが出来ます。
「あかつき」メッセージキャンペーン

こちらは宇宙寝台特急、金星行きブルートレイン「あかつき」です!乗客には特製の寝台券「記念乗車証」がプレゼントされます!
寝台券の発行は今年のクリスマス、12月25日まで
「あかつき」にも、乗り遅れるな!

日本の美、新800系九州新幹線「つばめ」

2009-12-02 | 鉄道
写真:三次曲面ライトカバーと象嵌つばめエンブレムが個性を主張する新800系「つばめ」先頭車

九州新幹線の博多―鹿児島中央間全線開業を2011年春に控え、九州新幹線「つばめ」が凄いことになっています。
今年8月に登場した、九州新幹線全線開通に備えて増備されたJR九州「新800系」つばめ型車輌。
まずは、御覧下さい!


1号車デッキ付近。
先代のJR九州社長による「つばめ」の揮毫と、くるりと輪を描くつばめの軌跡が乗客を迎えます。

車内に入ると…


茶室ではありません。
ここは新幹線の車内ですよ!
加賀の職人の手による金箔壁の客室。鉄道車内に金箔をあしらったのは、もちろん世界初!




金箔壁を彩る細工物。
ここまでやるか…


座席は各号車でシートのモケット生地が異なり、本物の西陣織やゴブラン織り、本革などが使われています。

このインテリア、もはや新幹線の車内というレベルを超越してしまっています。
畏れ多いのですが、恐らく御召列車の御料車以上の素晴らしさではないでしょうか?
でも、驚くべきことにこの車輌「普通車」なんですよこれが!「つばめ」にはグリーン車は連結されないのです。

「日本の伝統美」「職人の技」に徹底的にこだわり(こだわり過ぎて突き抜けてしまってる感すらあるが…)、鉄道デザインの新たな地平を創り上げてしまったかのような凄すぎる新幹線、新800系「つばめ」。
勿論、ドーンデザイン研究所主宰にしてJR九州デザイン顧問、水戸岡鋭治先生の作品です。


九州新幹線全線開業後、新大阪と鹿児島中央の間を直通運転する新幹線「さくら」号の運転が始まりますが、
この新800系は「さくら」号には使用されず、九州内限定運転となる「つばめ」号の専用車輌となります。

九州でしか乗れない、世界一の超特急「つばめ」。
既に新八代駅から走り始めています。九州の南端を走る凄すぎる新幹線「つばめ」で、「さくら」より一足先に日本の美を感じる旅を楽しんでみましょうか。

ISSもすばる食も見えない、そんな師走の入り

2009-12-01 | 日記
今日から12月です。
ことしももうあと1ヶ月なんですねぇ…今年はホントにいろんなことがありました。
食中毒で入院したり、旅先でパスポート盗まれたり。いやまぁ、良い事も沢山あったけどね。

今日はISS(国際宇宙ステーション)が午後5時45分に九州からも目視できるという情報を掴んでいたので、職場の隠れ宇宙ファンSさんと一緒に勤め先の裏のマリーナまで見に行ったんだけど…
結局確認出来ず。
今まで何回もISSを見ているけど、雲がある訳でもなく通過時刻もハッキリ判っているのに見えなかったのは今回が初めて!
これには流石にガッカリ。
Sさん、数日前から楽しみにしていたのに気の毒だったなぁ。。。

帰宅後、今度はすばる(プレアデス星団)が月に隠される「すばる食」が見えるというので自宅前の路上から双眼鏡で月を見上げるも、満月の強烈な月射ですばるは影も形も見えず。

まぁ、たまにはこんなこともあるさ…
などと不貞腐れつつ、波乱の平成21年も終わろうとしているのです。