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2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 18:セビリア街歩き2日目 トラムに乗って大聖堂へ

2014-06-01 | 旅行記:2014初夏 スペイン
Tranvía de Sevilla


17:Al Andalus クルーズトレイン「アル・アンダルス」号からの続き

クルーズトレイン「アル・アンダルス」号に見とれていたら、もうお昼近くになってしまいました。
セビリアの街歩きを始めましょう。
早速、市内方面行きのセルカニアス(スペイン国鉄renfeの近郊電車)に乗って、と思ったけど次の電車は何時に来るんだ~?


サンフスタ駅構内の各所に設置されている発着案内モニターで電車の発車時刻確認を…
と思ったら、こんな残念な事態になってるし!システム管理者はどこにいるんだ!?しかもサポート切れのWindows XPはマズイだろ!(笑)

おいおいどうしたスペイン国鉄…今までキッチリ正確で絶好調だったのに、急にラテンのノリになってきたぞ~!?

それでも、困ったトラブルにも慌てず騒がずラテンのノリで何とかするのもスペイン流。
セルカニアスの乗り場入り口でチケットチェックをしていた国鉄職員のおっちゃんに
「トラムに乗り換えてオールドタウンに行きたいんだけど、どの電車に乗ればいいの?」と聞くと
「オラ!ノープロブレムだ、数分後にこの乗り場に来る××行き(聴き取れなかった…)の電車に乗って次のサン・ベルナルド駅で降りればいいぜ!」と簡単明瞭に教えてくれるので、発着案内モニターがエラーを起こしていても何も問題なし!!
…でも、Windowsは新しいバージョンのOSにアップデートしといた方がいいと思うぜ(笑)

間もなくやって来たセルカニアスの電車に乗って、さぁ出発!



サンフスタ駅を出たセルカニアスの電車は地下区間を走って、すぐに次の駅に到着。


地上に出ると、そこはセルカニアスとメトロ(地下鉄)とトラム(路面電車)、それにバスターミナルが集まるセビリア市内の交通センターになっていました。
駅名はサン・ベルナルドか…。
(帰国後に気が付いたのですが、これは昨日見た市場(メルカード)になっている旧セビリア・カディス駅ことサン・ベルナルド駅の名前を引き継いでいる新しいターミナル駅なのです)

交通センターのサン・ベルナルド駅から、トラム(路面電車)に乗り継ぎます。


トラムの停留所には、チケットの自販機が設置されています。

トラムのチケット自販機も、セルカニアスのきっぷ自販機同様に大型液晶モニター付きで、表示を英語表記に切り替え可能。





セビリアのトラムは路線が1本しか無く、しかも全区間均一運賃なのでチケット購入も簡単でした。
チケットはレシート式です。

チケットを買ったら、ちょうどやって来たトラムの電車に乗って出発!
サン・ベルナルド駅は終点の停留所のようなので、すべての電車が折り返して発車するので乗り間違える心配もありません。
徹底的にシンプルで簡単なのでいいなぁ、セビリアの市内交通。



セビリアのトラムも軌道敷内緑化を行っていました。
車内は清潔で冷房が効いているし、落書きや破損等も無くて実に快適。交通局の細やかな管理の手が行き届いていて、いい感じです。
ちなみに、しっかり抜き打ちの車内検札もありましたが、レシートのチケットを提示している乗客は殆どおらず、ICカード乗車券が普及しているようです。


やがて車窓に、昨日見慣れたセビリア大聖堂のカテドラルが見えてきたので下車。
解りやすくて安心快適な、セビリア市内交通での移動でした。



19:アルカサル-王城- 正面玄関、ドン・ペドロの碑文に続く