探査機は、とても正常な状態ではないため、帰還も楽観的ではありませんが、今後も精一杯、努力をして参ります。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャー 川口淳一郎
2006年5月末現在の「はやぶさ」探査機の状況について
写真はイトカワ上のはやぶさ © JAXA
昨日の毎日新聞の一報以来、「はやぶさ」のイオンエンジン再起動成功に関する報道がマスコミ他社から全く出ないので、
「ひょっとして、毎日の勇み足…?」と不安になっていたら、今日の日付でJAXA宇宙科学研究本部から公式発表があった。
(毎日新聞さん、疑ってごめんなさい。今後もいい報道期待してます。)
ゴールデンウィーク前後から、「はやぶさ」に搭載された4台のイオンエンジンのうち2台の駆動実験を開始し、
結果エンジンの状態は良好で性能もイトカワ到着前と変わらないとのこと。
地球に帰還するにはイオンエンジンが2台あれば充分なので(実際には1台でも噴かせれば『執念で』帰還できるらしいと聞いたような…)、
まずは一安心だ。
僕が「のぞみ」に乗って「はやぶさ」を追いかけたり、豆腐を食べたりしていた頃、
JAXAではまたしても人知れず「はやぶさ」を救い出すべく努力していた人たちがいた訳で、
本当にご苦労様です。
さて、何とか地球へ向かって羽ばたける見通しが付いた「はやぶさ」だが、故郷への永い旅はまだ始まったばかりだ。
何より川口教授自身が「はやぶさはとても正常な状態ではない」と明言し、さらに「いくつか検討を要する比較的大きな問題があります」とのことなので、
地球への旅が苦難に満ちた想像を絶するつらい旅になることが予想される。
しかし、これからが不死鳥はやぶさの旅の真骨頂だ!
このまま順調に推移すれば、来年春には2台のイオンエンジンが紫色のジェットを噴き、「はやぶさ」はイトカワ軌道を離脱する。
今はひと時、無事に旅立つその日まで翼を休めて欲しい。
「はやぶさ」プロジェクトマネージャー 川口淳一郎
2006年5月末現在の「はやぶさ」探査機の状況について
写真はイトカワ上のはやぶさ © JAXA
昨日の毎日新聞の一報以来、「はやぶさ」のイオンエンジン再起動成功に関する報道がマスコミ他社から全く出ないので、
「ひょっとして、毎日の勇み足…?」と不安になっていたら、今日の日付でJAXA宇宙科学研究本部から公式発表があった。
(毎日新聞さん、疑ってごめんなさい。今後もいい報道期待してます。)
ゴールデンウィーク前後から、「はやぶさ」に搭載された4台のイオンエンジンのうち2台の駆動実験を開始し、
結果エンジンの状態は良好で性能もイトカワ到着前と変わらないとのこと。
地球に帰還するにはイオンエンジンが2台あれば充分なので(実際には1台でも噴かせれば『執念で』帰還できるらしいと聞いたような…)、
まずは一安心だ。
僕が「のぞみ」に乗って「はやぶさ」を追いかけたり、豆腐を食べたりしていた頃、
JAXAではまたしても人知れず「はやぶさ」を救い出すべく努力していた人たちがいた訳で、
本当にご苦労様です。
さて、何とか地球へ向かって羽ばたける見通しが付いた「はやぶさ」だが、故郷への永い旅はまだ始まったばかりだ。
何より川口教授自身が「はやぶさはとても正常な状態ではない」と明言し、さらに「いくつか検討を要する比較的大きな問題があります」とのことなので、
地球への旅が苦難に満ちた想像を絶するつらい旅になることが予想される。
しかし、これからが不死鳥はやぶさの旅の真骨頂だ!
このまま順調に推移すれば、来年春には2台のイオンエンジンが紫色のジェットを噴き、「はやぶさ」はイトカワ軌道を離脱する。
今はひと時、無事に旅立つその日まで翼を休めて欲しい。