長岡市議会議員 関みちお の まちづくり派ブログ

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東北の被災地に行ってきました

2011年07月19日 00時03分39秒 | Weblog
遅ればせながら東北地方の被災地に行ってきました

17日、18日と二日間かけて同僚議員と行ってきました。

最初に福島県富岡町から避難された方々から話を伺うために磐梯熱海の旅館を訪ねました

富岡町は福島第一原発から10キロに位置し、原発あっての町です。

3月11日の大震災後、全町避難が続けられてます

最初に原発で働いていた人たちが「やばいから逃げた方がいい」とこっそり耳うちしてくれたそうです。

でも全町民に伝えようにもパニックが怖くて伝えきれなかったと話されました。

すぐに全町避難となり最初に会津若松に連れて来られ、その後日光、郡山、磐梯熱海と現在4ヶ所目ということです。

お話を伺った方は町会議員でもあり、各地に避難している町民の話を聞きに回ってるとのことです。

情報がないこと、原発にもお世話になったから除線してもらい帰町したいと言われました。

間もなく仮設住宅ができるので、とりあえず移ることでやっと一歩が始まるとも言ってられました。

災害時の議員心得も教わりました

その後、仙台市に復旧工事に来ている友達の案内で南三陸町の現地視察をしました。

 南三陸町の状況

石巻は大きな市で結構瓦礫の片付けも進み復旧も日に日に進んでいるようですが、南三陸町はまだまだ瓦礫も片付けられておりません。

長靴にハエ叩き、マスクなど一連の装備も準備していきましたが、そこまでは不要でした。

高台で無傷の家(外見は)と港近辺の平場の家は軒並み津波で壊されました。

テレビ映像で見たそのままがありました。

暗くなりかけた中、骨組みだけ残った庁舎に備えられた献花台にお参りし離れました。



翌日は仙南にある工場で地震事後の状況をお聞きし、午後はいわき市近郊の状況を視察させていただきました。

 いわき市の状況

第一原発から20キロ、Jビレッジ近くまで行ったら警備員の方に通行止めと言われ引き返しました

この辺りも道路は地震で陥没してたり、津波で海岸部の家は壊され瓦礫だらけでした。

ちょうど中越地震後のように「これは撤去してください。」「これは…だから撤去しないでください」の貼り紙も見受けられました。

津波被害と原発事故避難と2つの災害状況を見たり話を伺がわせていただきました。

津波そのものは想定外(言ってはいけない)と言える程の被害でした。

また多くの方々が逃げ遅れ亡くなられました。

中越大震災も凄い自然災害でしたが、被害の多さや規模、広さから間違いなく最悪の災害です

さらに原発という目に見えないモンスターの恐怖が加わってます

富岡町の方が言われた言葉が耳に残ってます。

除線してもらい戻りたいし、お盆のお墓参りは行きたいけど…原発要不要と一言で片付けられません。

脱原発なら今後どういったライフスタイルなり社会を築いて行くのか?

原発容認ならどうすれば安全性が確保できるか?

さらに現在避難を余儀なくされている方のこれからは?

本当に問題が山積みです。

さらに議員としてそういった場合の議員の役割などまだ自分の中でも結論はでません。

多くの方から生の話を聞かせて頂いたり、現地を見たりとハードながら充実した二日間でした
コメント
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