大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

マリノスの一件から戦力外通告と若返りの問題について考えると・・・

2010-11-29 19:04:10 | サッカー全般
松田を皮切りにマリノスが続々とベテラン選手を戦力外にした為にマリサポの皆さんもウチに勝った喜びが吹き飛んでもうたかな・・・

対象となった選手たちへの通告の是非とか、その仕方とか言うのは色々と言われているけども、よそのチームのことなのでそのことについてはあまりとやかくは言わないけども。

ただ、今回マリノスのケースを見て考えさせられる点があるとすれば、若返りと戦力外通告の仕方について。それは、

・若返りは一気呵成にやるのがいいのか?それとも徐々に入れ替えて行くのがいいのか?
・戦力外通告というのを避けて、次の移籍先が決まるまで発表を伏せるのがいいのか?

この2点について改めて考えさせられるわけです。

今回マリノスが大鉈を振るった理由の一つに、若返りというのが挙げられるということだろう。若返りというのはガンバにも課せられたテーマではあるんだけども、ガンバはむしろ今回のマリノスのように一気呵成ではなく、少しずつ入替をしていこうという方針の元でやっている。一つには勿論、現有戦力での勝負を挑みたいカントクの意向というものを組んでいるのは確かだろう。

けれども、若返りという目的を一番手っ取く達成しようと思えば、ベテラン選手でも衰えたとはいえ、まだまだ働けるという余力を残した状態において入れ替えて行くという、今回のマリノスのやり方もありなのか、とも思ったりもする。例えそれが一時的にチームが低迷したとしても若手が正にピークを迎えようとする数年後に昇順を合わせているとすればなんだけども。

だからまあ、今回対象となった選手って、確かに減俸を提示すれば金額によっては呑んでくれたかもしれないし、そういう残し方もあったかもしれないけども、残したら残したで、居る以上どこかで使わないといけないというような障害が選手起用法において現れるかもしれない。その意味でカズシはフロントとの話し合いの上で思い切った入替を求めたのかもしれない。これがガンバだったら(セレッソもそうだが)、来季の構想から外れた選手たちには、次の移籍先が決まってから発表するという形を取るため、それまでは関係者の間に緘口令を敷いていたりする。まあ、マリノスだって正式にはオフィシャルで発表しようと思っていたんだけども、本人の口から漏れてしまったというのが誤算だったのだろう。

正直、筆者はマリノスの今回のやり方についていいとも悪いとも言えない。また、ガンバの方がまだマリノスよりマシだとも言い切れない。

ガンバの場合、今回のような戦力外通告という形で直截的なアプローチは取らないだけで、来季の構想から外れた選手たちには、その旨を伝えるけども、次の移籍先が決まるまでは伏せていたりする。このやり方だと確かに今回のマリノスのようにサポーターとの間に軋轢は起こらないかもしれない。ただまあ、退団する選手たちに別れの挨拶というのはこの間のルーカスのようなケースを除いては出来ないんだけども・・・

ただ、一つだけ言えるのは、今回マリノスで起こった出来事というのは決して対岸の火事なんかではなく、近いうちにウチでも起こりうることじゃないかと。今在籍しているベテラン選手たちとの別れというのが、今後1-3年の間(もしかしたら今季オフにも)いつかにはやってくるわけで、その時にクラブが、そして我々サポがどのような対応をするべきなのか?従来の流れからすると、去年のバンと同様に次が決まってから正式に発表という
形を取るには違いないんだけども、サポだってそんなにバカではないんだから実情は大体推測は出来るだろうけども・・・誰それはやっぱり年とって衰えたからなあ、という風に影で噂してしまうっていうのがいいんだか悪いんだか。

まあ、各チームによってやり方があるし、戦力外を通告するタイミングもチームの置かれた状況(残留争いしているクラブなら最終節が終わってから、というケースもある)を考えると何が一番いいとはハッキリとは言いにくい。ただ、マリノスのやり方を一概に否定はしないんだけども、ガンバってこの方面においてはある意味円満な退団という形には持って行ってるなとは思うわけです。