大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ナビスコ終戦

2008-09-07 23:18:00 | サッカー全般
これで来年宮崎で地鶏と地酒を味わえるw 

あ、その話題じゃなかったですね。万博に今日は行けなかったので、全体的な試合の批評はあまりできないんだけども、バックラインの押し上げが足りないところが全体的なバランスの悪さに繋がっていないかな、と漠然と考えたりもする。今回の失点場面しかり。まあ、それは前でのプレスが弱いから上げられないのか、後ろの押上がないから前で思い切って行けないのか、という鶏が先か卵が先かみたいな議論になるのでここではあまり触れないけども。

ただ、ガンバって岡田ジャパンと違うのは、代表ではラインの押し上げが低くてもボンバーと闘莉王がいるため、最後のところで相手の攻撃をせき止められるのだが、今のガンバにおいてそうした強さをCBに求められない。となるとラインコントロールってガンバの生命線であるように思える。これが上手くいかないのはどこか、上手く行かせるにはどうしたらいいのかを考えないといけない。そうでないと守備から攻撃へというリズムが中々造れないだろうと思われるからである。

南非世界杯十強賽 日本 3-2 巴林

2008-09-07 06:41:43 | サッカー全般
セットプレーで得点できたことによって、日本はバーレーンのペースに引き込まれることはなかった。俊輔のFKにヤットのPKという日本が世界に誇るべきセットプレーで得点できたけども、これは日本がアドバンテージを生かしたもの。こう書くと流れの中で点が取れていない、と言う向きもある。確かにそうだろうが、お互いが引いて中盤が間延びしている状態、そしてあの暑さを考えるとそれで確実に得点できたことが大きかったと言える。PKのキッカーは6月の試合の反省を踏まえてヤットが今後蹴ることが決まった。

逆に言えばセットプレーで得点していなければ、相手の交代選手に手を焼かされていたことから、3月の悪夢の再現というのも十分ありえたとは思う。だからまあ、日本とバーレーンの力関係ってそんなに変わったところではないだけに今回はセットプレーで得点できたというところにが大きい。そして、3点目のケンゴのミドルだけども、なかなかシュートを打たない日本の攻撃陣の中でシュートを打ったからこそ相手DFに当たってコースが変わったもの。

FWの玉田や田中達也も運動量で奮闘し、守備でも体を張っていたとは思うけども、彼らでは攻撃のターゲットにはなりえない。本当はポストにボールを当ててリターンを展開したいと俊輔は考えているのかもしれないけどもその役割を担える選手がいないとボールを廻すだけに終わる。日本の中盤はアジア随一だけども得点が取れないのは何もFWだけの問題ではなくて、得点を取るまでに至る過程の問題だとは思うのである。

バーレーンは当初3月でやったみたいにロングボール攻勢で来たが、ロングボールもクロスも、そしてミドルの精度も完全にダメダメ。ただ、途中でショートパスにつないで日本の足元を攻める戦術に変換して来ると厄介だった。失点場面では内田の方が足が止まっていたところがあったけども1点目は仕方なかったか(まあ、こういうことがありうるからこそ、加地は必要だと思うけども)。2点目に関しては完全に闘莉王のミス。あそこはサイドにヘディングすれば阿部が拾えていたかもしれないし、悪くてもタッチに逃れられていただろう。

終わってみれば3-2の辛勝だが、これでジーコ時代のハラハラドキドキ感が戻って来ましたね。心臓に悪い最終戦が楽しめそうだとは思うけども、前線のFWの組み合わせ、ボランチ(今回は長谷部が守備で頑張ってくれたが)の組み合わせ、そして最終ライン(ラインが低いため中盤が間延びしてしまう)に関してはテコ入れは必要ではあるんだけどもなあ・・・特に豪州相手だと低いラインでゴール前で競り合いをしてしまうとどうも高さでは分が悪い。ACLでガンバがメルボルン相手に見せた高いラインコントロールがオージー対策にはなると思うんだけどもそれは岡田ジャパンには望めそうもない。この試合の2失点にしても、根本的には相手に高い位置でプレーを許していることが問題なのであるが、ラインを押し上げられないのは中盤より前のプレスが緩かったから下がらざるを得なかったのか、それとも元々低いラインで止めようとしているからなのか?いずれにしても守備のコンセプトが問われてくるとは思う。