大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

なんとあのカーさんが上海申花の監督に就任していた

2008-09-11 22:14:42 | 中国サッカー
中超の最新情報を追っていくと、目に留まったことが二つ。一つは、日程が短縮されて11月中に終わること。ホンマは11月中でも長春や大連なんかで試合やるのは相当キツいんですがね。W杯予選と五輪の為に全てが優先されてしまった中でしわ寄せが国内リーグに来ている。ただ、W杯予選には既に中国は敗退してしまったが為に本来最終予選の為に開けておいた中断期間中にリーグ戦を挟むことが出来たのはあの国らしい臨機応変ぶりと言うべきか。
ちなみに、変更後の日程は以下の通り:
http://sports.sina.com.cn/j/2008-03-27/15163559708.shtml

それにしても、11月30日の長春での試合って正気の沙汰やあらへんな。。

もう一つは、河南の監督を辞任していた我らがカーさんこと賈秀全がいつの間にか上海申花の監督に就任していたことである。へいへいそうでっか。家庭の事情とかで辞めておきながら上海みたいな大都会にはすぐなびいていくのが今時の都市部の中国人らしい行動力でんな。そのカーさんはアウェーの広州医薬戦をマルちゃんのゴールで1-0で勝利し初陣を飾ったとか。

それにしても驚いたのは、上海申花が決して去年のような不振というわけでもないのに(ここまでリーグ3位で来季ACLの出場を狙える圏内につけている)、前任者の呉金貴を切ってカーさんを迎え入れたことだ。報道によると呉全監督は今月3日頃に身体の異常を訴え、検査の結果心臓に持病が見つかった為今後は治療に専念するらしいけど・・・

ただ、これはあくまでも表向きの理由だったというのがもっぱらの見方。実際呉全監督は辞任後に記者に対して「私は身体に以上はありません。けど、監督交代はこの世界ではよくあることで、クラブの決定には従います」と語っていたとか。聞くところによるとIT畑出身のチームオーナーの朱駿氏は例の退場王の移籍後のチーム状態にはかなり不満があったらしく(首位から勝ち点差を離されていることもあって)、事実上の更迭と見る向きもある。

個人的カーさんには頑張って欲しいし、来年のACLにもチームを率いて日本のどこかのチームと対戦するかもしれない。できればそれがガンバであって欲しい。ただ、気の短い、結果をすぐ求めるオーナーの下でやるというのは簡単ではない。ACLの成績次第では1年足らずで解任ダービーの本命に躍り出るかもしれない。というのも、いくら采配や戦術に不満があるからとはいえ、決して悪くはない成績のチーム状態で事実上の更迭に踏み切るようなやり方は、正に監督を次から次へと替えてしまって迷走してしまうダメ組織のそれではないか。個人的には監督を解任するにはそれなりの手順を踏まないといけないわけで、監督交代やむなし、という状況以外の交代というのはある種の賭けだとは思う。その意味では逆にフランスはドメネクを解任するタイミングを逸したとは思うけどもね。