大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第25輪 大阪鋼巴 2-1 京都不死鳥

2008-09-22 00:56:20 | ガンバ大阪
シリア帰りという苦しい状態の中で勝ち点3ゲットしたが、これでやっとリーグ戦の不勝記録を止めた。いやー、ホンマに長かったね。試合の後半でこの勝利によって今までの悪い流れを吹き飛ばしてくれ、とひたすら願っていた。内容が悪くないとはいえ、結局結果につながらなければ、選手もサポも自信が持てるものではなかったからだ。確かに後半疲れが出て防戦一方ではあったけども、シリアから帰って来た当日よりも寧ろその翌日・翌々日が一番疲れが出るということは私自身も今回経験して判ったことだ(時差ボケは帰りの飛行機ではなるべく寝る時間を少なくして、帰った翌日は夜の10時ごろ就寝することで翌朝目覚めることができました)。だから今回は結果が出たことでホッとしたというのが正直なところ。

試合の流れを大きく決定づけたのは、開始早々のCK。これは水本がクリアミスしたところを二川が突っかけたことでCKを得たものだが、水本はこの手のミスがまだまだあるんじゃないか?まあ、それはともかく、智が飛び込んで来るのを止められなかった京都というのは水曜の試合をカトQがスルーしたツケを早くも払わされることになった。相手を意識しすぎないようにする、という考え方は判らないでもないんだけども、ACLの同点ゴールを見ていればあれに気をつけろというのは判るはすなんだけもね。もっと言えば、京都がCKの守備にシジがガンバ時代にやっていたみたいに、ゴール前にマークにつかずにデンと立ちはだかっていればクリアできたんだけどもな。

その後佐藤のシュートが智の体に当たってコースが変わった分藤ヶ谷が逆を突かれて失点してしまったけどもその直後に二川・ルーカスとのダイレクトプレーで抜け出したロニーが落ち着いてシュートを決めた。このことは、ガンバがどん底の時に比べて戦力が戻り、新加入の選手がフィットして実力を発揮できるようになったことを象徴している。ロニーも裏へ抜け出した状態での一対一は確実に決めれる能力は持っていることを証明したのが大きい(何が言いたいのか、カンのいい人なら判りますねw)。

逆に言えばスタミナが後半落ちるということを考えると、前半で取れないと苦しいということにもなるわけで、この辺一点を争う場面で終盤まで迎えた場合どういう戦い方ができるか?いや、終盤に勝ち越すのが難しいだろうから、ならば如何に先手先手を取っていけるか、というのがカギなのかもしれない。そうなるとこの日のように序盤からラッシュをかけるというやり方もそうだし、早い時間での失点を避ける守備にも安定感が求められるのではないだろうか?

気になるのがルーカスのケガ。カントクは試合後のインタビューで長期離脱を示唆しているらしい。ルーカスは最近サポの間で酷評が続いているんだけども、彼が左右サイドに流れて起点になっているポストプレーはやはりターゲットとして効いていたとは思う。ガンバのサッカーにおいて、中盤とFWのボックスを基本形としつつサイドへ流れてはそのサイドで起点をつくりそこで三角四角形を形成しながら、前相手ゴールに向かって行くのだが、左右で起点を作れるルーカスが不在となるとガンバのサッカーの流動性に陰りが出るかもしれない。これが一つ。

もう一つはFWに高さがなくなることだ。ロニーが入ったことによってそのことがより一層クローズアップされる。だからロニーとルーカスの2トップがイマイチという声があっても、カントクは高さを前で欲しいんだろうな、と勝手に納得させていたものだ。これはバレーが居る時にはなかった問題だが、今の状態でルーカスが不在となると前線に高さが不足してしまうという問題も出てくる。

いずれにしても、こうした問題にどう対処するかは、水曜日のACLで見えて来るだろう。相手だってガンバと同様西から東へ移動してくる。カラマは過去2年ACLで韓国のチームと対戦し、いずれもアウェーでは負けている。時差ボケもあるかもしれない(東へ移動する時の方が時差ボケはつらい)。過去代表・クラブにおいて日本勢が中東のチームにホームで最後に負けたのはいつのことだろうか?そのことを考えると負けられない試合になる。だからこそ、試合運び(特に入り方)は非常に大きな問題とも言えるのではないだろうか?