La douce vie

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スケート・カナダ 宇野・りくりゅう・渡辺 優勝! DTM かなだい 優勝!

2022-11-02 | figure skathing、ice show
先週のアメリカ杯に続きいい雰囲気。相変わらず、雰囲気のいいカナダ杯。父性愛のような大きなスケート愛を感じます。
今回は最近にしては珍しく、わりと多くの日本人スケーターの演技を見ることが出来ました。長くスケートを見ていると、いい演技ができないスケーターにも、そういう時(時期)もあるよね、という長い目というか広い目で見ている自分に気づく今日この頃。

三浦・木原組 SP
演技前のコールから大歓声です。まるで、ホームのよう。嬉しいですね。一年前はGPシリーズのメダルを取ったことが快挙でしたが、今年はGPシリーズ優勝が当たり前のようです。
三浦選手が怪我明けとのことですが、相変わらずエレメンツの質がいい。
スピンは二人の回転速度、回転方向がぴったりでお見事でした。
テレビで見るだけで、他ペアと比較しなくても、スピードがあるペアだと分かります。

FS
最初の3連続ジャンプ以外は素晴らしい出来でした。三浦選手の怪我明けを思うと、よくここまで質のいい練習が積めたと思います。初優勝おめでとう!ペアを放送してくれてよかった!

宇野選手 SP
りくりゅうと同様、演技前のコールで大歓声。カナダで大きな歓声に迎えられ、嬉しいです。
コンビネーションの4Tが乱れても、なんとかコンビネーションつける冷静さ。ステファンと宇野選手の組み合わせでこういう曲調を選択すると思いませんでした。肩の力が抜けているけれど、ポジションは綺麗な表現。
ディフェンディングチャンピオンという重圧もあるでしょうが、自分の状況を冷静に見極めているな。

FS
SPからジャンプの調子が心配でしたが、この難易度の高い構成を調子が悪くても、着氷をして、どんどんよくなっていくように見える。調子が悪くても、音楽表現が曇らない。さすが、宇野選手です。
完璧とは言えない演技でしたが、この演技のすごさ、トータルでの宇野選手の素晴らしさ、ディフェンディングチャンピオンとしての宇野選手を分かっている、カナダの観客がスタオベで讃えてくれました。嬉しいですね。

渡辺選手
SP高橋選手にアドバイスをもらったという「ロクサーヌ」曲調に合った妖しげな美しい演技。3Aは飛距離もあってお見事、よく着氷しました。
FS SPに続き、3Aを成功。ジュニアもシニアもGPシリーズは出たことがない、というスケーターが優勝するというのは、記憶になくて(そんなに熱心に調べていないので、結構いるのかもしれない)無名でも、優勝できる、というのはスポーツにおいて魅力的なことだと思います。練習が報われる時がきたのですね、おめでとう!

三浦選手
SP1位で折り返しというスケートアメリカと同じ展開。彼の若さで、金メダルを取りたい、とか、そういう気持ちを制御して、演技に集中できる人って珍しいのでは。2週連続のGP銀メダルはすごいことです。GPファイナル確定でしょうか、おめでとうございます。

横井選手
SP,FSともどういう楽曲をどう演じたいか、というのが見える演技でした。ジャンプ構成も果敢だったと思います。

紀平選手
SP,FS
疲労骨折明けということで、老婆心ながらハラハラしながら見ていました。一歩一歩回復しているのが分かりますし、すべての面で見応えがあるスケーターだと思います。

小松原組
SD 滑り込んでいるな、と思いました。息ぴったりユニゾンが素晴らしいです。
FD 美里選手の赤毛は「フィフス・エレメンツ」が理由か、SDにもあっているし、何より本人に似合っている。NHK杯以外で、小松原組も国際大会の順位を上げてきているのでは?日本勢のアイスダンスが面白くなってきていなす!



村元・髙橋組 デニス杯優勝
アメリカから1週間未満。慌しかったと思います。
でも、この試合に出ることに意味があり、それをズエワコーチも容認してくれたのだと思います。
嬉しいけれど、どこかで胸の奥がシクシクするような、複雑な感情が交錯しました。

気付いたのですが、村元選手のSDの衣装はウェストラインにスカーフのチェーンの絵柄があしらわれて、チェーンベルト風になっています。デザイナーさんのこだわりを感じました。
FDの袖のレースはリフトで手を広げた時に映えます。衣装の本体と袖がくっついてないところが、甘すぎなくて、村元選手の衣装のチョイスのセンスがいつも好き。

ISU公認の国際大会で日本勢が優勝するのは初とのことで、おめでとうございます。高橋選手がアイスダンスをする、と発表した時には国際大会に出場するイメージが沸かなかった私ですが、本当にお見逸れ致しました。

スケート・アメリカでかなだい組にもスタオベしてくださった素敵マダムたちのお一人はアメリカ女子初の五輪女王になられた、オブライト氏だそうです。オブライト氏の後ろのちびっ子ちゃんが序盤で近づいた時に夢中で拍手してくれる様子も嬉しかった。



「アイスショーの世界 8」

久々にスケート雑誌を読みました。荒川さんの美しい衣装の表紙に惹かれ、中も「フレンズオンアイス2022」のボリュームがあり、満足なものでした。
フレンズ自体は日本のアイスショーの中では小規模だと思うのですが、コロナからの復活、そして改めて、プロスケーターの力を実感するショーとして今回の特集に相応しいと思いました。

そして、荒川さんにスポットを当てた取材に関しても有り難かったです。
シェイリーンの荒川さんを表す言葉は私が荒川さんに対して思う言葉でした。もともと、カナダのスケーターの多くがそうであるように、シェイもファンが望むようなリップサービスができる方ですが、それだけでなく、1つ1つが長年の付き合いからくる実感のこもった言葉なのだと感じます。

宇野選手やステファンが語るエピソードは荒川さんやフレンズの楽屋裏を垣間見ることができます。
元々、フレンズ・オン・アイスは「すべてのスケーターに敬意を」というコンセプトではじめたショーだったと思います。今でも、国内外のスケーター達の間にはそれが根付いているのだな、だから、フレンズはここまで息の長いアイスショーになったのだな、と改めて思います。
蒲田さんにもアンケートを取っていらっしゃるところが、取材の方、本当に分かってらっしゃると思います。
それにしても、宇野選手は事あるごとに自分の周囲の人の陰の働きを感謝と共に表に伝えています。演技が好きな宇野選手だけど、応援し甲斐がある人柄だな、とつくづく思います。

りくりゅう 徹子の部屋出演

黒柳徹子さんが本当にりくりゅうの演技を見て会うのを楽しみにしてくださっている感じが嬉しかったですね。怖くないの?って、ホントに聞いてみたくなります。三浦選手の習い事、新体操はなかなかでした。木原選手の怪我中にスケート靴の貸出の仕事をしていた話など。
改めて、五輪の演技をプレーバックして、スケートカナダが楽しみになる内容でした。



日本勢3部門制覇は初快挙です。タイトルに全員名前を入れたくて、「選手」を省いてしまいました。敬意を欠いているようで、ごめんなさい。