goo blog サービス終了のお知らせ 

La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

死もまた我等なり(上・下): クリフトン年代記 第2部 ジェフリー・アーチャー

2015-11-06 | book/comic
「時のみぞ知る」のクリフトン年代記の第二弾。
以下、ネタバレ。


若さゆえ、クリフトンが取引に応じるのは非常に愚か。しかし、刑務所の入所と同時に刑務所暮らしにたけた人間と知り合いになるのは非常に運がいい。

ヒューゴの逃亡先での出来事。イギリス文学はただただ「悪」という悪役が出てくると、どこかで聞いたことがありますが、ヒューゴもそういう人物。そして器が小さい。それなのに奸計はよく働く。子供達はよくまっすぐ育ったものだと思う。

ジャイルズは戦地へ。軍隊に入って知り合った相棒は昔出てきた登場人物の一人。そのことが明かされるまですっかり忘れていた。また、読み直してみたい。他の伏線はすぐ使うと思ったけど、この伏線は間があった!

エマは行動の人。頭がよく、勇気がある、だけれど、若い。彼女がいろいろなコネがあってよかったと思う。

そしてクリフトンのお母さん。最初の彼女の行動からこの物語は始まっており、最初はあんまり好きになれなさそうな出だしだったけれど、彼女が主役の物語として書いてもよいのではないかと思う。やっと、努力に見合った幸福が訪れそう・・・