La douce vie

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映画「バベットの晩餐会」

2014-12-04 | cinema/観劇/舞台
デンマークの小さな漁村に暮らす二人の老姉妹。
二人はプロテスタントの牧師の父親に育てられ、慎ましやかな生活を送っていた。
美しい二人姉妹、姉のことを慕う軍人も妹の美声を崇める有名なオペラ歌手も二人を射止めることはできなかった。

月日は流れ、老いた二人の元へオペラ歌手からの紹介の手紙を持ってメイドとして働きたいとバベットという女性がやってくる。
バベットはフランス革命で何もかも失い、体一つでこの地へ逃げてきたのだった。
質素な生活をしている二人は最初は雇えないと拒否をするが、事情を知り、バベットを迎え入れる。

月日は流れ、バベットもすっかり村の一員となった、ある時、バベットは高額の宝くじを当てる。
この賞金でバベットは老姉妹の父の生誕100歳のお祝いにご馳走を振る舞いたい、と、願い出る。
老姉妹は最初は拒否するものの、「私が今まで何かお願いしたことはありますか?」というバベットの願いを受け入れる。
すると、バベットは見たこともない、食材を持ち帰り、姉妹は驚愕し、村人たちに相談をする。
「何を食べても、何も言うまい」と村人たちは心を決めるのですが・・・

以下はネタバレ。



食いしん坊の私はこの映画が大好きです。でも、久々に見たら、海亀さんがかわいそうだった・・・。

二人の老姉妹の若かりし頃の恋の相手が現れるのも、その身分の高さからこの料理の素晴らしさに説得力をもたらす存在となります。
バベットは自分の料理人としての腕の誇りを取り戻すことがご褒美だったんだろうなぁ。

この映画を観ると、こんな素晴らしいご馳走を食べてみたい、という気持ちになるのですが、当時は映画に合わせ、同じメニューを出すレストランがあったことを記憶しています。