La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

映画「ネバーランド」

2006-02-13 | cinema/観劇/舞台
ジョニー・デップが好きです。
映画の選び方、少しひいた演技、ハリウッドの中で異彩を放った存在です。
出演作全部を観ているわけではないけど、ジョニー・デップの新作情報はそれなりにチェックを入れています。
ネバーランド」は宣伝があまりにもよすぎたので「期待しすぎて裏切られそう」な予感がしてとうとう映画館に足を運びませんでした。やっと昨日観る事が出来ました。

ジェームズ(ジョニー・デップ)は劇作家。ある日、気晴らしで公園に行くと父親を亡くしたばかりの4人の子供たちと母のシルビア(ケイト・ウィンスレット)の家族と出会う。家族はいっぺんにジェームズを気に入るが、3男のピーターは父親の死以来人との交わりがうまくできず、ジェームズともうまくコミュニケーションがとれずにいました。
ジェームズはシルビアの子供たちと遊ぶことが喜びとなり、彼らの悩みも共有するようになる。そして家族からインスピレーションをうけ「ピーターパン」の構想をはじめる。
空想の世界が楽しく美しいほど、現実の世界はつらく悲しい。
世間はジェームズとシルビアの仲を疑い噂をはじめる。彼の妻は孤独に苛まれていく。夫をなくしたばかりのシルビアにも病魔が襲う。
そんな中、「ピーターパン」の初演を迎える。

映画は静かに流れ、映像が美しく、現実と空想とお芝居の世界の交わり具合が面白い。
20世紀初頭の街並みやドレスも素晴らしいが、劇中の衣装や舞台装置も美しい。
美しく、楽しく、ほろ苦い、まるで「ピーターパン」のような映画です。