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La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

映画「ウィンドリバー」

2021-02-18 | cinema/観劇/舞台
ネイティブアメリカンの居住区で起きた事件。
若い女性の遺体が発見される。彼女は雪の中を長距離、裸足で移動していた。
女性の捜査官が一人派遣されるが、発見者に手伝いを依頼する。
彼もまた過去を抱えていた。
ネイティブアメリカンが政策により、僻地へ追いやられ、閉塞感の中で生きていることが浮き彫りになっていく。

謎やサスペンスではなく、その土地やその土地に住む人々の歴史からくる歪みこそが引き起こす事件。

うーん、出来云々ではなく、観賞後の気持ちが下がる映画。

映画「関ケ原」

2021-01-28 | cinema/観劇/舞台
戦国史上最大の合戦「関ヶ原の戦い」原田眞人監督。
石田三成に岡田准一、徳川家康は役所広司、くノ一の初芽は有村架純そのほか豪華キャストが勢ぞろい。司馬遼太郎原作。
「関ヶ原の戦い」を、大胆な解釈に。

非常にまじめなつくりという印象。
有村架純役がなければ、まるで小説や教科書を読んでいるような気持ちになる。

映画「「スノー・ホワイト」

2020-12-27 | cinema/観劇/舞台
ラヴェンナにはフレイヤという愛情深い妹がいたが、ある事件をきっかけに、フレイヤは大きな悲しみに襲われ、悲しみと引き換えに強大な魔力を手に入れた。
姉のもとを離れたフレイヤは、北の大地で子供達を集め、軍隊に育て上げ、自分だけの氷の王国を築いていた。
そんな彼女のもとに、姉のラヴェンナがハンターのエリックの剣によって滅ぼされたとの報せが届く。
姉の死を知ったフレイヤは、配下の軍団に「魔法の鏡」を奪ってくるよう命じる。
子供達は成長し、恋をするがフレイヤは許さず、彼らを引き裂く。
森のシーンで出てくる小人?妖精が「もののけ姫」のこだまに見えるし、塔から塔へ渡るシーンは「カリオストロの城」を彷彿とさせるし、ただのジブリファンの発想だろうか。女王姉妹の美貌を見てくださいという映画かな。

映画「トレイン・ミッション」

2020-10-31 | cinema/観劇/舞台
60歳にして、勤めていた保険会社から馘を切られる。子供の学費、家のローン、途方に暮れる主人公。
帰宅前に警察官だった頃の同僚と酒を飲みつつも、いつもの電車で帰宅する。
電車の中で初対面の女性にある依頼を受ける。それは、とある駅で降りるプリンという人を見つけ出してほしい、ということ。
報酬は高額。手付金を見つけた主人公は以降、依頼主に恫喝されるようにプリンを探し始める。
いつもこういう展開を見ながら「なぜ、警察に連絡しない!」と思うのですが、わりと早く警察に連絡していました(笑)そこはよかった(笑)
通勤電車でお互い顔見知りで会話を交わす余裕がある人たちもいるんだなぁ。

映画「アバウト・タイム 愛おしい時間について」

2020-10-13 | cinema/観劇/舞台
イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。どんな天気でも、海辺でピクニックを、週末は野外映画上映を楽しむ。風変りだけど仲良し家族。しかし、自分に自信のないティムは年頃になっても彼女ができずにいた。そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになるティム。弁護士を目指してロンドンへ移り住んでからは、チャーミングな女の子メアリーと出会い、恋に落ちる。ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに!

なんとか彼女の愛を勝ち取り、その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気がついていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、あらゆる能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、迫られる人生最大の選択——。HPより

タイムトラベルものにありがちな、制限や副作用がないので、日々の小さな失敗でも頻繁に使う主人公。社会的な使命を覚えることもなく、ひたすら自分のために使う。
好きな女の子の前で挙動不審な行動を取り、失敗して、消し去りたい思い出というのはあるあるだけど、彼はそれをなかったことにして失敗を挽回できる。だんだんと、挙動不審さや自信のなさは消えていき、落ち着いた大人へと変わっていく。

SFというより、あたたかな恋の物語であり、家族の物語である。
タイムトラベルに関してところどころツッコミたい所もあるけれど、全体的には楽しめた映画でした。

映画「64(ロクヨン)」前編・後編

2020-09-25 | cinema/観劇/舞台
64(ロクヨン)前編・後編

昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件、通称「64事件」。未解決のまま14年が経ち、時効まであと1年に迫った平成14年。警察庁長官による現場慰問が行われることとなる。
県警警務部の広報官三上は慰問を受け入れない雨宮に再度依頼をすべく「64事件」に関わった警察官に話を聞きに行く。そこで明かされたのは隠蔽工作だった。時を同じくして「ロクヨン事件」を摸倣した誘拐身代金事件が発生する。

三上は上司とぶつかり記者クラブとぶつかり、娘ともぶつかる。実に不器用な男。64事件での隠蔽が関わっていた警察官の人生まで狂わされていることに憤る。
登場人物たちが豪華なキャスト。主演級でもあまり台詞の少ない役者もいる。作品の吸引力なのでしょうか?
警察に対して記者クラブ側は平成感。

前後編に分けるには勇気があるな、と思いつつ、あっという間に終わる。映画の熱量を感じる。

映画「パッセンジャー」

2020-08-22 | cinema/観劇/舞台
宇宙船の中で、予定より早く目覚めた男。

到着予定は寿命より先、孤独な日々を送る。

そんなある日、冬眠状態にある女性に恋をする。

彼はその女性「オーロラ」を起こそうか悩む。



以下、ネタバレ






結局、誘惑に負けてオーロラを起こしてしまう。

オーロラは最初はショックを受けるも、まんまと、恋に落ちてしまう。

これ、相手のことどうしても好きになれない人だったら、かなりキツイ状況だろうな。

そんな宇宙船の中、いろいろと故障が起きて、やがて宇宙船の命運に関わる自体が起きる。


途中までは流れは読めるのですが、それ以上に自動操縦のような状態での宇宙船の故障というのが恐ろしい。主人公が技術者というのは都合がよい。

映画「ザ・ファーム 法律事務所」

2020-08-11 | cinema/観劇/舞台
ハーバード大学を5番以内の成績で卒業、破格の待遇で法律事務所に就職する。

しかし、その事務所には秘密があり、死人も出ていた。

FBIに捜査協力を要請されるが、捜査協力をすれば、せっかく築き上げつつあったキャリアを棒に振ってしまう。しかし、捜査協力をしなければ、事務所の一員として罪に問われてしまう。

事務所とFBIの間で悩む主人公。それだけでなく、奥さんに秘密、事務所に家族のことを秘密、と秘密だらけの主人公。

見たことがないと思った映画でしたが、最終的に過去に見ていたことを思い出しました。

でも、だいたい忘れていたので、初めてかのように楽しめました。

トム・クルーズはまったく老けないと思っていたけれど、この頃を見るとやっぱり若々しい。

映画「日日是好日」

2020-07-20 | cinema/観劇/舞台
大学生活を送っていた20歳の典子は母に勧められ、従妹と茶道教室へ通うことになる。

理由のわからない「決まりごと」だらけのお茶の界に戸惑いながらも、茶道を続けていく。

就職の荒波に揉まれたり、従妹は実家へ帰って結婚してしまったり、そんな年月の移ろいを経験しつつもお茶のお稽古は続いていく。


さらに、人生の荒波が彼女に襲いかかりながらも、時に休み、そしてまた、お茶の世界へ戻る。
そして、茶室の庭の季節の移ろいやひとつひとつの動き、その空間に耳や目を研ぎ澄ますことで、自然と心を取り戻していくことに気付く。

生きていれば、誰しも困難に突き当たったり、運命に荒波にもまれることがあります。
そして、疲れた心を回復させるのが、人により、それがお茶の世界であったり、何かであったり、この前、夏井いつき先生が俳句作りのことを「心の杖になる」という言葉を使っていましたが、その「心の杖」を見つけた物語ではないかと思う。

La douce vie:Cinema 2016-2020

2020-06-10 | cinema/観劇/舞台
2016年-2020年の間でこちらに紹介したものを。

「ゼロ・グラヴィティ」

この映画は自宅で観たのですが、宇宙空間を漂う主人公を見ながら、自分の中で無重力空間でどうにかこうにか移動するために体をどう動かせば目的地に辿り着けるか?と考えてしまったようで、体の筋肉がピクピク動いてしまいました。どこまでも果てしなく漆黒の宇宙を漂う感覚というのは恐怖でしかなく、移動運動と恐怖という2つの感覚を味合わせてくれた初めての映画でした。映画館で観ていたら、その感覚がもっと強くなっていたかもしれません。

「オデッセイ」

こちらも宇宙もの。宇宙でのロビンソン・クルーソー。一人取り残されて、どう生き延びるか、というのは見ていて興味深かったです。


「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

こちらも宇宙モノ(笑)主人公が好きですね。昔からの人気シリーズの主人公をシフトチェンジすると、あんまり・・・というパターンが多かったのですが、スター・ウォーズだけはよかったです。
それに、EP1-3の主要3キャストが出てくれたことも嬉しかった。ちなみに私はルーク派です。
ストーリー展開も原点回帰といった感じで、敵陣に乗り込んで、捕まって、反撃して・・・その間にドロイド達のお笑いがあって・・・みたいなのもよかった。

クリント・イーストウッド監督作品。紹介したどの作品もなかなかよかったです。でも、苦々しい結末のものが多いので、もう1度観たいか、と言われると躊躇してしまいます。イーストウッドは役者としてよりも、監督としての彼の方がファンです。