しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

取材の日

2008-10-22 07:00:24 | Weblog
'08/10/20(月)
晴れ 北よりの風 温度未計測

 朝一で籾殻クン炭を焼く。午後から「田舎暮らしの本」の取材があり、それ使うかもしれなにので早めに火を入れておく。出来上がるまで約半日かかる。いつものAさんとSさんが来てくれて玉ねぎの草取りを続けてくれる。今は赤玉ねぎの圃場なのだが、あまりきれいに生え揃っていない。お昼は4人で一緒にとる。
 Iさんを駅まで迎えにいき、取材と撮影を始める。天気も良くスムーズに終了sる。
 宅配の野菜を配送センターまで持っていくついでに、Iさんを駅に送る。籾殻クン炭が完全に消えているか確認して帰宅する。もしまだくすぶっていたら、朝には灰になってしまうし、強い風が吹いてきたら火災の心配もある。一度燃えたもみがらはクン炭は、しぶとく火が消えないから危険なのだ。

Grandma's kitchen イン しげファーム

2008-10-20 07:50:22 | Weblog
'08/10/19(日)
晴れ日中雨のち曇り 東よりの風 温度未計測

 千城台のKさんはGrandma's Kitchenという親子参加での味覚と食育をテーマにした料理教室を定期的に開いている。今日は、インしげファームとして畑の野菜を収穫して調理するという趣向。Kさん料理教室の準備や荷物の搬入をお一人でして、その大変さが感じられる。
 参加者が集まり、まず畑を周り料理に必要な野菜を収穫。主に子ども達にやってもらう。時折生のまま野菜を食べて味わってもらう。直接畑の野菜食べることができるのは有機野菜ならではである。
 料理は皆の足で踏んだ、野菜たっぷり手打ちうどん、炭火焼の旨さを楽しむ秋刀魚。取れたて野菜のサラダ2種、石焼きの里芋とさつま芋、しげファームのニンニクのガーリックトースト、炭火で炙ったマシュマロといった野外料理。
 最後におがくずから作られた粘土の「もくねんさん」に今日食べた野菜の種を使って思い思いの壁掛けを作る。子ども達の想像力と個性、ダイナミックな表現に目が洗われるようだ。
 ただ野外料理を楽しむだけではなく、Kさんからはフードマイレージの話を子ども達に分かりやすく伝える。遠くから燃料を使いやってくる野菜にたよるばかりでなく、住む地域の安全な野菜を食べることは、体にも環境にも良いことなのだと。
 人の味覚は子どもの頃に形作られるらしい。そういえば私も幼少の時飲んだ人参ジュースや木で熟した真っ赤な紅玉タイプのりんごの味が忘れられない。
 その時私の中で、味覚の正しい遺伝子組み換えが行われたのかもしれない。

Sさん来訪

2008-10-19 07:30:55 | Weblog
'08/10/18(土)
晴れ時々曇り 風弱い 温度max24.0℃ min10.4℃

 やさい暮らしのSさんが書いた「畑のある生活」という本が出版されている。その本を見たという女性のSさんが来訪。将来農的生活をしたいという希望があり、それで私達の畑を見にこられた。お話を聞き、畑を案内する。美香は「時間はかかるかもしれないが、希望を思っているといつか自分に良い方向に進める時が必ずある」と話す。
 昼までは薪割をする。午後今年の薪の原木がある場所に積み込みに行く。切り倒してから2年経つので朽ちやすい種類の木や細いものはもろくなり、薪にするにはあまり適当ではなくなっている。今日は時間も無くあまり切り出しできなかった。
 明日朝一での野菜の配達の収穫調整をする。明るいうちに収穫して洗い。小屋である程度調整しておく。
 野菜に付くアブラムシの広がりかたは、勢いが頭打ちな感じがする。テントウムシもちらほら見かける。被害が少なくおさまってもらいたい。

セイタカアワダチソウの入浴剤

2008-10-18 07:02:46 | Weblog
'08/10/17(金)
晴れ 風弱い 温度max25.1℃ min9.1℃

終日配達の収穫、調整をする。畑の遠い所から、間引き大根、小松菜、ラディッシュ、ルッコラ、マスタードレッドなど順に採り進む。陽が上がると急激に温度が上がり、軽トラックの銀シートの下でも萎れてくる。何回か小屋を往復する。一回目のレタスが収穫終了しそうで次の作ができるのに少し間が空くかもしれない。このところの好天で追いつくことを期待したい。都賀のSさんが来てくれたので、九条ネギの調整と2回目の大根の間引きをしていただく。完全に間引いてしまうのではなく込み合うところを少しずつ株間を空ける。
 日本料理宮本さんが野菜を仕入れに来る。セイタカアワダチソウの蕾を乾燥させたものを差し上げる。洗濯物ネットなどに入れ湯船に投入、水からお湯を沸かすと肌に良い入浴剤になる。このセイタカアワダチソウはブタクサと間違えられていて、アレルギーの原因となると思う人が多い。セイタカはブタクサは同じキク科ではあるが別の植物で、現在は無害とされている。
 配達の車の中美香が書いてくれた配達先のお名前のメモを読もうとしたが、なぜか読みづらい。最近視力が弱くなった、、というより老眼であろうか。眼鏡の度があわなくなったのか、、。

不思議な味のポポ

2008-10-17 06:56:44 | Weblog
'08/10/16(木)
晴れ 風無い 温度max27.2℃ min11.0℃

 湿度が無く過ごしやすい一日。宅配の野菜を収穫して調整をする。Aさんは玉ねぎの苗の草取り。セット野菜は写真を撮る。お茶の時Aさんがポポという果物を持ってきた。初めて食べる果実。まだまだ自分の知らない果物はこの世に沢山存在する。味わいはねっとりドリアンのようでもあり洋梨のようでもある。ミックスフルーツガムやバナナアイスのようなちょっと人工的な強い香りがあたりに漂う。種は多くひとつから10個くらいそら豆を半分にたくらいの大きさがある。濡れていると黒いが、乾くと茶色でこれも味わい深い感じ。来年はポットに播いて苗を作ろう。
 午後は草取りの続き。ヨモギがびっしり生えている部分があり、なかなか進まない。このヨモギで草餅を作れば美味しいだろうと思うが、なかなか作るに至らない。いつでもヨモギはあるので、今やらねばという気持ちにならないのかもしれない。

野菜用コンテナは値上がりしていた。

2008-10-16 07:42:54 | Weblog
'08/10/15(木)
曇りのち晴れ 風弱い 温度未計測

 天気は回復に向う。直売コーナーに並べる野菜を収穫して並べる。配達の時野菜コンテナに入れるのだが、数が不足してきた。八街の農業資材店まで購入しにいく。コンテナ類の石油製品は軒並み2~3割値上がりしていた。ここで売っている製品は他のホームセンターに比べて割高だが、丈夫で長持ちする。大根や人参などの竹の長い野菜を洗って小屋に運ぶリステナーも購入。帰ると都賀のSさんが来てくれて、ネギの土寄せをしてくれる。
 佐倉で定年退職後畑を借りて有機農業を営まれている方が来訪。野菜の委託販売のことを相談される。まだ初めてお会いした段階なので、今後良く知り合い、気持ちが通じ合えるようになればお願いすると思う。
 昼からはSさんと更科のレタスを補稙しにいく。もう苗は畑の周囲で空いている部分に植える予定の赤いチコリしかない。コガネの幼虫に食われてなくなった部分に植える。まだ所々土の中にいるらしく根が切られ萎れているレタスがいくつかある。
 畑で採れた野菜を使って、親子でアウトドアクッキングするという催しの打ち合わせに主宰のKさんがやってくる。当日の料理内容を伺い、流れをイメージする。
 夕方までは九条ネギを管理機で土寄せ、蕪の間引きなどをする。
 AさんとEさんが大多喜の帰りに手作り竹細工を持ってきてくれる。

 

秋の配達を再開する

2008-10-15 19:55:32 | Weblog
'08/10/14(火)
曇り午後雨 風弱い 温度未計測

 秋冬野菜の配達が今日から始まる。昼からは雨が降る予報なので、急いで収穫を始める。蕪の間引き菜は美味しいのでセットに入れようと思ったが、アブラムシが付いているところがあり、断念。しばらくして、Aさんが収穫のお手伝いにかけつけてくれる。
 お昼からは美香も作業に復活。3人で野菜準備をする。今は枝豆がおいしいのでセット野菜の季節限定目玉品目だ。雨も降り出し配達には好ましくない状況になってきた。いつも二手に分かれて配達する所を、今回は美香と二人で行く。いつも美香が言っている配達先を始めて回る。
 どの家庭も快く配達の再開を待ってくれていて、ありがたい思いでいっぱいになる。
 
 

美香病院に

2008-10-15 07:21:59 | Weblog
'08/10/13(月)体育の日
晴れ時々曇り 風弱い 温度未計測

 午前中は雑誌の取材を受ける。先日Aさんの時と同じエイ出版のYさんとカメラマンはKさん。Aさんも畑に来てくれていて草取りをしてもらう。
 撮影はお昼までに終り、Yさんは午後に農作業のお手伝いを申し出てくれた。しかし美香が朝から結石の痛みが取れず病院に行くことになったので、農作業中止になる。
 最初にかかった病院は少し離れているので、近所の総合病院に行く。Aさんが急患で受診してもららえるように手配してくれる。
 休日で病院内は患者はほとんどいなく静か。廊下で待っている間、苦しげな患者がベットで前を移動していく。
 CTなどの検査をして痛み止めの処置をしてもらい帰宅する。
 夕方暗くなる前1時間くらいはあるので、Aさんと薪の原木の残りを取りに行く。 薪運びを手伝ってくれている都賀のSさんが伐採現場に若者数名と来ていて、桜の苗木を植えていた。残っていた木は僅かだったので片付けられていた。
 今日は早めに帰宅する。スギナを煎じて飲むと良いらしいので取ってきて干す。

本格的に収穫開始

2008-10-13 20:20:51 | Weblog
'08/10/12(日)
晴れ 風弱い 温度max26.1℃ min8.4℃

 久々の収穫調整の一日。秋冬野菜の販売を本格的に開始したので、飲食店や自然食品店などに届ける野菜を採る。今は小松菜、べかな、水菜、青梗菜、ルッコラ、などの葉物がちょうど良い大きさになりつつある。枝豆、生落花生、インゲンなどの豆類も美味しい。これからの季節は朝露で葉物などは水分を吸って、パリパリになっている。さわるだけで折れる野菜もあるので収穫作業は慎重になる。霜が降る頃になると朝の収穫はできないので午後に行うことになる。
 一部アブラムシが発生している葉物がある。全く付かないとしもあるのだが、その年の気候や、作る圃場の条件などで変わってくる。なんとも不思議な虫である。
 夕方は時間が半端になったので、薪割りをしてから帰宅する。

農業教室6回目

2008-10-12 20:17:54 | Weblog
'08/10/11(土)
雨午後曇り、夕方晴れ 風弱い 温度計故障

 農業教室があるのだが雨は断続的にしとしと降り止まない。今畑でやる作業は、草取りや間引き、土寄せなどになる。午前中は更科の畑の葉物の様子などを見に行く。
 午後は雨は止んだが、間引きや土寄せ作業をやるかかなり悩んだ。だが決まっていることを予定通りやることにする。普段は雨上がり直後に周りの葉を傷める間引きをしたり、畑を歩き土を踏み固めることは私としてはありえない作業。
 そうこうしている内にいつのまにか青い空が広がっていた。小松菜を受講生に収穫して持ち帰ってもらう。
 雨上がりの空は、もう夏の名残は無く、高く澄んだ水色に淡い茜が混じりながら暮れる。秋はどちらかというと好きな季節だ。