しげファームの作業日誌

千葉市で有機農業を営む山本茂晴のブログです

宅配再開できそう

2007-10-21 20:59:41 | Weblog
'07/10/20(土)
曇り 風弱い 温度湿度計行方不明
 
 小屋片付けを今日も続ける。数多く溜まった不燃物ゴミ、畑に不法投棄されたビン、カン、割れた電球、、、、潰してゴミ袋にいれる。次々出てくる負の遺産を処理するのに昼前までかかる。だいたい終わったところで、出荷作業で足りない資材を買いに行く。何らかの生き物に持ち去られたデジタル温度計も再購入する。小屋の前から物がなくなることが時折ある。無用心なので今度は小屋の中から外を計れる温度計にした。新しい温度計は湿度を測れないがまあ無くても良いとしよう。これで明日から温度がメモリーできる。
 午後は明日のアースディの野菜を採り調整する。来週から宅配は再開するので野菜の写真も撮る。黒田五寸や白人参も太くなってきた。早く秋野菜を届けたい気持ちがはやる。

園児からのプレゼント

2007-10-20 08:37:33 | Weblog
'07/10/19(金)
晴れのち曇り夜は雨 風弱い 温度湿度計行方不明

 小屋の中に簡単な棚を作るためホームセンターに行き、単管とクランプを購入。ついでに長靴を見る。マリンブーツは紐で締められるので土が入りにくいが継はぎのつくりになっているので耐久性が弱い。半年間保障が付いた3層構造のフツーの黒い長靴に決める。帰ってから小屋の整理をしていると平和幼稚園の園児バスが到着する。年少の子供たちがおイモつくりのお世話やキュウリを差し上げたお礼のカードとおイモを持ってきてくれる。お返しといってはなんだがメダカの池に案内して観察してもらう。引率の先生がメダカの学校を歌う、子供たちは知らないらしい。小さい子供は生き物に触れることが何より楽しそうだ。
 午後は有機農業の調査ということでJAの研究員と大学の准教授と大学院生が畑に来る。どのくらい参考になったかわからないが一通り話をして畑を見てもらう。大学院生の方は外国の方で、話を伺うとその規模と考え方の差に驚いてしまう。ご一行は4時ごろお帰りになりそのあといそいで収穫できる野菜をレストラン用に準備する。日が暮れるのが早く採り終えると暗闇が迫り、雨も降り出す。
 来週あたりから宅配便での野菜セットを再開しようと思う。配達は11月からになりそうだ。遅れた作付けを補うように冬も販売続けられるようにしたいのでハウスの準備などしておかなくてはならない。 

鶏糞運び

2007-10-18 20:33:37 | Weblog
'07/10/18(木)
晴れ 風弱い 温度湿度計不明

 ウインズフローさんに野菜を渡した後は小屋の片づけを続ける。虫の付いた米ぬかやシート類の整理をする。午後は旭市の愛農に鶏糞をいただきにいく。今回は軽トラックのタイヤを新しく、しかも荷重にたいして丈夫なものにしたので走りが軽くなり運転が楽。秋らしい柔らかなひざしがあふれる旭市までの道程。セイタカアワダチソウの黄色が川の土手を彩る。帰りに多古町の園芸店に立ち寄り注文し忘れたそら豆やエンドウの種を物色。相変わらずここは種の種類と量のバリエーションが豊富、専作農家向けのリットル単位の袋も沢山あるし、数ミリ、数粒で小分けもしてある。鶏糞運びの時は必ず立ち寄ることにしている。小屋に戻り、土嚢袋に詰める。シートに包んで外に置いても良いのだが、どうしても雨水が浸入する。せっかく乾燥して扱いやすい状態を保ちたいので手間はかかるが小分け作業を施す。今回の鶏糞は夏の暑さのため糞に水分が多く、調整のため籾殻が少し入っている。そのため好気性発酵しているのか味噌や醤油のような香りが少しする。ミネラル豊富といわれている愛農の鶏糞はしげファームに無くてはならない存在だ。
 今日も片付けは終了せず明日に持ち越す。

買ってカエル

2007-10-17 20:20:25 | Weblog
'07/10/17(水)
晴れ 北よりの風 温度計行方不明
 
 小屋の片付けの続きをする。ここ半年以上まともに整理掃除をしていなかった内部は想像以上に散乱している。くもの巣が張り、砂埃がありとあらゆるものに被っていて、マスクなしでは払い落とせない。いろいろなものが出てくる。片方の軍手、買い置きのシーラーテープ、錆びたトンネル杭、発砲スチロールに入った2ねん前の種、買ったことも忘れていたぺティナイフ、、などなど。種などは来年のためにと思い保存したのだろう。中には開けていない袋も多数あった。開いているものはなぜか虫が入り込みだめになっているが、未開封のもので発芽可能性のあるものは取っておく事にする。
 昼に家に戻る時に直売所の木の壁に蛙が置き物のように座っていた。どうしてこんな所にいるのか不思議だがカエル本人はすごく落ち着いているように見える。直売所にいるかぎりはお客がすぐカエルでは困るので、沢山買ってカエルとなってもらいたい。というわけで餌付けしようと虫を口の近くに差し出すと、びっくりしたのか飛び去ってしまった。
 昼からも掃除をひたすら続ける。暗くなるまで2人でやっても終わらなかった。なんという散らかりよう、、、明日も掃除だ。

肌寒く片付け進まず

2007-10-17 18:56:18 | Weblog
'07/10/16(火)
曇り一時少雨 肌寒い 風弱い 温度湿度計行方不明

 美香は用事があり出かけるので都賀まで送っていく。駅から帰ってから直売コーナー周りと作業小屋の大掃除を始める。まず台風で吹っ飛んだ入り口の看板を直すため絡んだモッコウバラを切る。外れた厚いベニア板の看板を持ち上げると釘を打ったところがボロボロになっていた。その部分は切り取って作り直さなくてはならないようだ。看板はあきらめ直売コーナーを整理する。廃墟のように崩れてしまった簾や下草を片付ける。雨のあまり当たらない所にタイムやローズマリーを植える。肌寒く感じて焚き木をしたくなり捨てられていたオイル缶に穴を開けて木を燃やせるようにする。火をつけるのにウロウロして一向に片付けは進まない。結局直売所の周りを少し手を付けただけで一日が終わる。明日は小屋の中をある程度終わらせたい。
帰ってきた美香と一緒にヴィーノを鹿島川の田んぼまで連れて行き思いっきり走らせる。少しはストレス解消なっただろうか。

キンモクセイの通り道

2007-10-15 20:23:38 | Weblog
'07/10/15(月)
晴れ 北東の風弱い 温度計行方不明??

 自宅から畑に向う道沿いにキンモクセイの木が2本ある。一本は大木でもう一つはその半分くらいの大きさ。オレンジ色の花ビラが木の下に道路にマットの様にくっきりと敷かれている。近くを歩くと、花束を持った人が通った後の香りの余韻が常にそこに漂っているような、柔らかく甘い空気を感じる。
 午前中はハンマーナイフで草を粉砕する。美香は春キャベツをセルトレイに6トレイ播種。今回は厳重に防虫ネットで囲う。昼より昨日種を蒔いたところに防虫ネットをかける。まだまだモンシロチョウが飛び、地面はコオロギがうろつき、夜な夜な蛾が飛来するのでこれ以上被害を増やしたくない。そのあと秋ズッキーニにポリトンネルを掛ける。アブラムシが発生して生育が止まる株が多かったが最近は少し持ちなおしてきた。ナナホシテントウの幼虫がかなり見かけるようになった。近くのミニ白菜にもかなりのアブラムシがたかっていて赤信号点滅中。こんどはそっちの方でもテントウムシにはがんばってもらいたい。

サツマイモ初掘り

2007-10-14 19:37:29 | Weblog
'07/10/14(日)
薄く晴れる 風弱い 温度max23.2℃ min12.4℃ 湿度max95% min66%

 少し採れだした野菜を用意して回転木馬に美香が届ける。その間トンネル撤去とその場の草刈。草を刈っていくと畑が広くなっていくように感じる。その後サツマイモのためし掘り。去年は一株に一個の巨大な芋が付いているだけというような、売り物になりづらい形のものが多かった。今年の作は比較的ほどよい大きさでそろい安心する。紅東のほかの品種はまだ大きさが足りない。もう少し掘らずに置いておいた方がよいようだ。
 午後は葉物を蒔く。キャベツや白菜が不調なのでいろいろな菜っ葉で補う作戦にでる。何回も何回も植えなおして結局虫害で消えた白菜ベットをきれいにしてトラクターでうなう。ジツニムナシイ。そのとなりの肥料が入っている部分もロータリーでならしてヨモギなどの根を熊手できれいにする。大きな残渣があると播種機にひっかかるので都合が悪い。ミニ青梗菜、水菜、べか菜、ルッコラ、ラディッシュ、小松菜、マスタード、ほうれん草、などなど少しづつ蒔く。
 蒔き終わってからブルーベリーの木の状態を見ていると佐倉の有機農家のHさんがお見えになる。しげファームに来られたのは初めて。有機ネット千葉の会合もかなりご無沙汰しているので申し訳ない気持ちが先行する。これからは美香もいるので行事には参加する機会も増えるのでないかと楽しみにしている。
 サツマイモでコロッケを美香がつくり試食。掘りたてとは思えない甘さがありおいしかった。

まだ続く薪集め

2007-10-14 18:27:01 | Weblog
'07/10/13(土)
うす曇 風弱い 温度湿度計不調
 
 ブロッコリーのところに生え出したヨモギを抜く。やり始めるも近くからのゴミを燃やす煙の臭いに気持ち悪くなり中止。場所を変えネギ苗の除草。ところどころに土の色が変わっていて何か生き物が動いた形跡がある。ネギ苗が伐採されているところもありネキリ虫の存在が怪しまれる。掘り返すとかなりの確立でコロンと丸まって「何もしていません」といわんばかりに無抵抗なネキリ虫がでてくる。見逃すとネギは失われてゆく森林のように消滅する。見つかったら最後、やむおえず厳しい沙汰が待っている。
 昼ごはんのあとは薪集めにでかける。チェーンソーで怪我をすると悲惨な傷となるので扱いは慎重になる。伐採した後に乱雑に積み上げられているので、なかなか程よい太さの木にたどり着けない。もろい小枝が積み重なり払いのけるのに時間がかかる。ある程度集めたら太い幹の部分を持てる程度の薄い厚さに切る。横たわっている木の支点にどういうように力がかかっているか考えないと、チェーンソーの刃が切っているうちに挟まって抜けなくなる。大きい幹だと動かそうにもびくともしない。
 持ってきた木を薪小屋に入れてからヨモギ取りの続きをして作業を終える。

将来覚えていてくれるでしょうか

2007-10-13 19:23:15 | Weblog
'07/10/12(金)
晴れ 風弱い 温度湿度計不調

 しげファームの隣の平和幼稚園の畑は園児のサツマイモ掘りが行われた。園芸サークルのお母さんたちが続々とチャリで集まる。草取りがあるので立ち会うことはできなかったが無事に掘り終えたようで良かった。畑の周りが秋の日差しの中子供たちの声が響き賑やかだった。子供達には幼い日の楽しい思い出として生涯の記憶としてに残ってくれるのでしょうか?、畑の出来事はきっとそうなると思いたい。
 作業は除草の続きをする。今生える草は越冬するナズナやハコベなどがある。他にもいろいろ発芽しているが霜でも降りれば消えてしまう。今は小さくて成長もゆっくりなので安心していると、冬の間根を張らせて春にいきなり大きくなる。草に埋もれるとネギは誠に具合が悪い。今年はしっかり初期除草して春に楽したい。しかし草がある程度あると厳冬の激しい霜柱の被害も受けにくくなるのだが、、。
 午後より有機農業教室主催の高橋さんが講義内容などの打ち合わせにきてくださる。人前で会話をしたり話をすることは不得意ではない。もともとソムリエは客と話す時間は結構長い、というより会話が重要。聞く人を引き付ける話し方のカンを取り戻すのには不安はない。心配事は天候と農作業の兼ね合い。これだけは予定通り、人間中心というわけにはいかない。日程が決まっている講座と天気をうかがいながら仕事を進める農業とをうまく合わせて結果を出すことはいがいと気を使いそう。しかし収穫という結果は農家として出すことは最大の目標なので、その過程の努力をみてもらうことが一番の講座内容かもしれない。

玉ねぎ初期除草する

2007-10-12 19:39:04 | Weblog
'07/10/11(木)
曇り時々薄日 風弱い 温度湿度計不調

 ウインズフローさんの野菜を準備した後はエンドウネットの片付けの続きをする。昨日より草が激しく絡んでいないのでちょっとだけ楽。支柱の竹は古い上に春先の竜巻のような超突風にエンドウごとなぎ倒されたためぼろぼろに折れている。使えるものは短くして茄子などの仮の支柱に使うことにする。
 午後はウインズフローさんも手伝ってくれての玉ねぎ苗の初期除草。とにかく草の生え始めで除草処理することはあとあとの作業に多大な影響を与える。いつも初期除草のタイミングを逃してしまい大きくなった草に四苦八苦してしまう。作付け期間の長いネギなどは特に重要で生育にもかなり差が出る。ひどい時は草に光を奪われ、湿気がたまり消えてしまうこともある。
 野菜を買ってくれているイタリアンのアルベロのオーナーさんがと畑に到着したという連絡を受けて、休憩がてら小屋に戻る。先週新しく就任した若いシェフを紹介してくれる。畑にあるものを少しお渡しして気に入っていただければ取引再開ということになる。料理をつくる人の野菜に対する考えや思い入れの違いで私の作る有機野菜の価値は著しく変わる。納得したうえで利用してくれればありがたい。料理人のテクニックで自分の野菜が皿の上に盛り付けられる、これを見ることも野菜つくりの楽しみでもある。