ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第148号 観光ガイドのテクニック 

2007年07月11日 | 我が家のもろもろ

夏から秋にかけて、我が家には内地からお客様が来られる。
当然、市内はもとより近郊もご案内している。
いつも思っていることは、どうしたらご案内がスマートで、そして印象的になるか?
という事。
そこで、テニス仲間のFさんが観光ボランティアガイドをやっているのを知り、同行させてもらいそのテクニックを学びとる事にした。

 

その日は、7月10日の11時15分。
内地からの7人の小団体、しかし大型バスでやって来られた。
お迎えした場所は元町公園。
「12時15分までに、函館山ロープウェイ山麓駅駐車場に着くように案内してもらいたい」という、添乗員さんからのオーダーだった。

Fさんは笑顔でお迎えし、簡単な自己紹介をしたあと、港を指して函館の歴史説明。
元町公園内の箱館奉行所跡、旧渡島支庁庁舎、開拓使書庫を巡りながら旧函館区公会堂へ。
そこから教会通りへ入り、八幡坂、北島三郎氏の出身校・函館西高、ハリストス正教会、大三坂、元町カトリック教会、函館聖ヨハネ教会、チャチャ登り、大谷派函館別院、二十間坂を歩き、駐車場に着いたのは指定時刻ピッタリだった。

Fさんは、お別れのご挨拶とともに「またご縁がありますように」と、五円玉をつけた「しおり」をプレゼントした。

バスガイドさんの「お帰りなさいませ」の声に迎えられ乗車。
「ありがとう、さようなら、お世話になりました」「また、お会いしましょう」、大きく手を振ってお別れとなった。

今回、観光ボランティアガイドのFさんに同行させてもらって学んだことは
1.約束の15分前には待機する。
2.心のこもったあいさつと言葉づかい(はこだて弁は堂々と)。
3.自己紹介は簡潔にきちっとする。
4.笑顔を絶やさない。
5.移動のさいには車両に十分注意。
6.慶応○年よりも、今から約○○年前の方が理解してもらえる。
7.説明物件のワンポイントと最新情報の把握。
7.印象に残るお別れ言葉と再度来訪のお願い。

我が家に来られるお客様にも、これ等の事を念頭に置き、楽しい思い出を持って
函館をあとにしてもらいたいとつくづく感じた。
自分の住む町を、ガイドされて歩くのは初めて。
新しい発見も数多くあった。
完全燃焼したFさん、本当に有難う。
緊張が解けたら急に空腹感が。「イカ刺しで、ご飯だ!、ご飯だ!」。

                    ミカエル 

 

 

 

 

 



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4 コメント

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いいですね (きっく)
2007-07-11 23:18:02
観光 ボランティアガイド  機会があったら是非ご案内していただきたいですね。函館の街がまた違って見えそうです。
話に乗り遅れましたが、七夕の”ローソク一本ちょうだいな~”まだ続いていたんですね。懐かしい!です。私も子供のころ回っていました。こちらで話しても、「ローソクもらって何が楽しいの?」などと言われ、うまくつたえられず淋しい思いをしたことがあります。
ミカエルさんのブログ さかのぼって全部読ませて頂きました。読みごたえがありました!
そうそう、へえ~、知らなかった、そうなんだ、、などなど言いながら。これからも情報いっぱいの楽しいブログ期待しています。




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お久しぶりです。 (ミカエル)
2007-07-12 07:53:14
きっくさん、おはようございます。
「五稜郭のふじ」以来ですから、ひと月経ちました。お元気でしたか?
「ローソクもらい」は、実際に歩いた者でなければ、その楽しさが分からないと思いますよね。

五稜郭地区はホテルの建設が真っ盛り。
丸井の斜め向かいで法華クラブの隣に1棟、行啓通りの道新向かいに1棟。
豊川町魚市場向かいに1棟が工事中。
駅前、大門地区には全国展開のホテルなどが5棟も進出し営業中。
新幹線を意識した先行投資かなと思います。

朝市も大きく変わり、利益幅の大きい「カニ」を扱う大型店が相次いで進出、客引きや品室に対するクレームが多く、市民の足は遠のいています。
市民の台所、人情あふれる朝市のイメージは何処へ?

一方、柏木町の交通局電車車庫跡にあったホテルが経営難で閉鎖解体、そこには、名古屋資本のスポーツクラブが工事中です。

追われる立場の湯の川温泉街は、「オンパク(温泊)」なる市民も参加できる文化行事を年1回開催し、巻き返しを図っています。

市電が廃止になった大門~宝来町は、日中でも人通りがなく、寂しさを感じます。
それと、大門の空き店舗、空き地が増加、ペンペン草が生え、昔の華やかな面影はありません。
「赤帽子屋」の裏も空き地、浅草小路はなくなりました。

西武デパートは撤退し、遊戯施設に。
棒二森屋はダイエーグループから分離され、東北資本の百貨店グループとして営業中です。

まぁー、明るい材料もありますが、長く住んでいる我々にとっては、「活気」が失われつつの町になってしまいました。

長々と函館情報を記してみました。
またぜひ、お立ち寄り下さい。
応援コメントは、何よりも勝る栄養剤ですから。
お出でいただきまして、有難うございました。

          ミカエル


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ありがとうございます (きっく)
2007-07-15 00:29:58
函館情報 懐かしいところばかりです。そうなんですよね 朝市はなんだか観光化してしまったようで、、、新鮮なものがあふれる市民の台所だったのに   
自由市場も今は観光客の方が大勢いらっしゃるそうですね
時代とともに変わって行くのは仕方ないことでしょうが、残して行きたいもの、変えてほしくないものもたくさんありますね
 赤帽子屋の帽子 外からよく眺めてました。棒二(子供達から変な名前と言われました)の食堂でたまに食べさせてもらったソフトクリーム、、、、、、ミカエルさんのおかげでこどもの頃の何気ないこと、ふとしたことなど思い出しています。
ありがとうございます。
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お薦めブログ (ミカエル)
2007-07-15 09:51:42
きっくさん、おはようございます。
わざわざお礼のコメントを下さいまして有難うございます。
函館の古写真を集めた方のブログをご紹介しますので、どうぞお楽しみ下さい。
今朝の函館は雨、風はまだ弱い状態です。
またのご来訪をお待ちしております。

http://hakodate-daimon.blog.drecom.jp/

           ミカエル
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