ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第255号 九十九島巡り~ハウステンボス旅⑥

2008年04月21日 | 旅行  

オプションで参加申し込みをした「九十九島巡りの遊覧コース」の集合時間は9:45。
ツアーにしては、遅い時間帯なので、朝食にゆったりと時間をかけられた。
10:00に2台のバスに分乗した仲間は、ウキウキドキドキしてテンボスをあとにした。
朝まで降っていた雨は奇跡的にあがり、空は青く、日差しが強くなってきた。

佐世保の町をガイドさんが説明。
明治19年に軍港として指定されたときの人口は3,000人。今や30万人。
いかに軍港として栄えてきたことが分かる。
港域は、横浜港の3倍、長崎港の10倍と広い。

アメリカの海軍基地、佐世保重工業の広いドックを左に見ながら、バスは進む。
桜が咲いていて、ドックの荒々しい風景をカバーしているようにも思えた。
JR最西端の「佐世保駅」を通過、展望台を目指した。

九十九島がある「西海国立公園」は、昭和33年3月16日に十六番目の国立公園として指定され394島がある海洋公園。
船越展望台から眺める景色は松島以上。しばらくは、声が出なかった。
10:45  パールシィー駐車場にバスは滑り込んだ。
(写真をクリックすると拡大できます。)
 
10:50 乗船開始。待っていた船は帆船で280人が乗れる199トンの「パールクイーン号」。
11時に出航し、50分間の船旅が始まった。
外気温は22℃。甲板の長いすに座り、気持ちの良い潮風を浴びた。
静かな紺碧の海を快調に進む。
島の姿、島から海に伸びる岩の景観も美しい。
こうして船で巡ると、「松島+堂ヶ島+宮崎の鬼の洗濯岩(色違い)」のような気がする。
このような素晴らしい景観を持っている公園、もっともっと宣伝すべきと感じた。

JTBやトラピックスの団体ともご一緒。
「どちらからですか?」の会話があちこちから。
男性の姿は数えるほど。第二の人生を迎えると、男性は家に閉じこもるとか。
そんな夫の顔を眺めているのが苦痛で、奥様は仲良しグループと旅に出て、おしゃべりや美味しい物でウサ晴らしをするらしい。
船内にはエレベーターや売店、もちろんトイレもあって申し分ない設備に満足。

下船したら昼食タイム。
昨夜のレセプションで同じ円卓に座られたYさんご家族と一緒に、船着場近くの食堂街の「九十九きっちん」で「五島うどん」を頂いた。500円也。
さっぱりとした味で喉越しがよかった。

12:50 バスに乗車。ガイドさんが「♪ 美しき天然 ♪」を披露してくれると言う。
明治30年の唱歌でサーカスなどでよく演奏されたワルツ風の曲。
「♪ そーらにさえずる♪ とーりのこえ・・・♪」。
作曲者の田中穂積氏が佐世保にご縁があるとか。
拍手拍手をしているうちにテンボス着。
乗務員の皆さん、有難うございました。