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ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第136号 花看板のお色直し

2007年06月09日 | 公園

所在地=函館市郊外 森町道の駅「YOU・遊・もり」向かい。

 
写真①  拡大する。                   写真②  拡大する。

函館から国道5号線を車で1時間ほど走ると、森町道の駅があります。
写真の花看板は、この駅の向かい、国道5号線の急斜面に設置されています。
道の駅の裏には、「オニウシこうえん(公園)」があり、この公園をPRするための花看板です。

①の写真を撮影したのは、5月26日。
珍しい作業をしていると思い、カメラを構えパチリ。
斜面に梯子をかけて花看板(花壇)の雑草抜き、肥料まきなどの作業をしていました。
②の写真の撮影日は6月8日。
この時にはすっかりお色直し作業を終え、整地された花壇には花が植えられたのがよくお分かり頂けると思います。

この花看板の存在は、運転中はなかなか気づかないものの、道の駅から出てきて駐車場に向かうときに必ず目に飛び込んできます。
植えた花が順調に育って、私たちの目を楽しませ、心を癒してくれるのは間違いありません。
めったにお目にかかれない、花看板のお色直しの舞台裏をお伝えしました。

あっ!忘れてました。
「オニウシ」とはアイヌ語、日本語に変換しますと「樹木の多くある所」となります。

                       ミカエル

 

 

 

 

 


第52号 元町公園

2006年11月05日 | 公園

所在地=函館市元町12番

   
   (旧北海道庁函館支庁庁舎)         (箱館奉行所跡標柱)

この公園・庁舎は、上にある旧函館区公会堂も含めた西部地区の修復整備事業の一環として、昭和57年に進められた。

この公園敷地の歴史は古く奥が深い。
江戸時代には松前藩の亀田番所、江戸幕府の箱館奉行所、明治維新後は開拓使函館出張所、函館県庁、函館区役所などが置かれ、行政府の中心 として栄えた。

左の庁舎は、明治42(1909)年に建てられた。
ギリシャのパルテノン神殿を思い出させるようなエンタシス状の柱に特徴がある。
ほかに明治のロマンを感じさせる技法が多く見受けられる。
一時、札幌にある「開拓の村」へ移設計画もあったが、市民団体の反対で阻止されたのは正解であった。
現在は1階を元町観光案内所、2階を写真歴史館として貴重な写真機材や資料を展示している。

箱館奉行所は、五稜郭内に移転するまでここで執務していた。
箱館が開港決定されてから、奉行は防備上の不備を嘆いていた。
◎外国人が市街地を歩くようになれば、函館山から奉行所内部が丸見え。
◎入港した軍艦から大砲で狙われたら、たちまち破壊される。
ほかに、外国業務の増加に伴い、役人の増員が必要なものの奉行所が狭く対応できない。

このような理由で、移転先を配下の「諸術調所教授役・武田斐三郎」に命じ、
五稜郭に新奉行所を完成させ、移転したのが元治元(1864)年であった。
7年の歳月を要したが、4年後に榎本武揚、土方歳三らの旧幕府脱走軍が占拠し、日本人同士が血を流したのは、本来の目的とかけ離れた出来事であった。

五稜郭工事中のころの地図によれば、奉行所周辺に、松前、南部、秋田、仙台、会津、庄内各藩の連絡屋敷があり、蝦夷地の霞ヶ関を想像させる。
また、ロシヤ、エゲリス、フランスの官吏住宅、アメリカ人住居、外国人居留地の点在記載もあって、国際色豊かであったことが伺える。
この繁栄が、もう一度戻ってきて欲しいと願う。

今日の函館は無風でポカポカ陽気、ひと月前の気温らしい。
窓ガラスを水洗いし、庭の整理もした。
昨年の初冬景色は、11月17日。ちょっと早いけど、明日タイヤを交換する。
これで冬の準備は万全・・・の筈・・・だが・・・。

               ミカエル

 



 


 

 

 

 


第50号 香雪園も紅葉が見頃。出掛けませんか。

2006年10月30日 | 公園

所在地=函館市見晴町

  

今朝の函館は初氷を観測、冷え込んだ。
頭の中は、紅葉が美しく化粧した姿だった。
9時頃には気温は上がり、小春日和を思わせるような暖かさになり、妻と二人で香雪園(第15号でご紹介済み)に向った。

園は、期待を裏切らなかった。
恐らく、函館市街地にあっては最高のモミジスポットと思う。
大阪からの観光客、近くの幼稚園児らが歓声をあげ、もみじの葉いちまい一枚の色を楽しんでいた。
二人そろって、元気に出歩ける幸せをかみしめながら、紅葉のトンネルをくぐった。
この美しい庭園を市民の憩いの場にと、ご寄贈下さった「岩船家」に乾杯!

  

         

この後、元町FMいるか放送局の「ぎゃらりー807」で開催中の絵画展を観た。
帰路、銀座通りで家族だけでやっている美味しいパン屋から、焼きたてを求め、心もお腹も満足した一日だった。   ミカエル

 

 


第49号 市民の森は紅葉が見頃。出掛けませんか。

2006年10月29日 | 公園

所在地=函館市上湯川町

 

通いつめたかいがあって、ようやく気に入った紅葉のシャッターチャンスを迎えた。
この市民の森駐車場は、トラピスチヌ女子修道院へ来られた観光客のバスやマイカーの駐車場にもなっている。

下車した皆さんからは、「まぁー、綺麗!」の歓声があがる。
そして、修道院へ足を運ぶ。
戻ってバスに乗り込む前に、傍にある売店からソフトクリームを求め、、ベンチに座り
お喋りしながら味わっている。

間もなくやって来る白い妖精たち。
それまでの短い間、樹木は越冬支度に入る。
その時に見せてくれる美しい色彩の数々。

皆さんも、樹木が描き出す作品展に出かけませんか?
自然はあなたとの触れ合いを待っています。       ミカエル

 

 


第46号 秋深まる市民の森

2006年10月25日 | 公園

所在地=函館市上湯川町 女子修道院そば

 

紅葉のシャターチャンスを逃したくなくて、向ったのが市民の森。
ここのご案内は後日にしたいと考えているが、先ずは紅葉をご覧頂きたい。
ちょっと早い気がする。来週始めあたりかなぁー。
それと、曇り空は葉の美しさを引き出せないから快晴の日を待ちたい。

このあと、西部地区へ取材に向った。
修学旅行中の女子高生の一団と出会った。その賑やかなこと賑やかなこと。
私の時もこうだったのだろうかと、かなり遠くなった修学旅行を思い出していた。

今日は、敷地内の古いガス管の交換日であったが、業者の都合で来週まで延期。管は花壇の土中を通るので、バラを掘り上げ待っていたのだが・・・。
樽にバラとともに土を入れ、水を与えて軒下に置いた。
大事な大事なバラさん、来年も美しく咲いてちょうだい!!!。

      ミカエル

 


第29号 湯川公園

2006年09月17日 | 公園

所在地=函館市湯川町1丁目32番

  

湯川公園といってもピンとこないが、市民会館と市民体育館の建っている敷地一角が公園。ここの目玉は、噴水と花時計。
どちらも誇れる施設で、心を癒してくれる。
噴水中央の像は、日露漁業の創始者であり運輸大臣まで上り詰めた平塚常次郎氏。偉大な人物であった。

札幌の大通り公園は、噴水と花壇、芝生がセットになっている広場がたくさんあって、羨ましい。

函館の噴水はここ以外に、函館公園と元町配水池の2箇所で、中心部から離れている。新川町の裁判所前の広い道路を、5号線まで噴水、花壇、芝生でつなげたらどんなに潤いのある街並みになるだろう、といつも考えている。
歩道を広くし、木陰を作り、ベンチを並べたら素適な憩いの場となる。
実現したら、ロマンの町・函館が一層輝きを増すと思うのだが・・・。

明日は敬老の日。戦後の苦しい時、歯を食いしばって国の復興にあたってくれたお年寄の皆さんの労苦に感謝し、末永く穏やかな日々を送っていただきたい、と願うばかり。  ミカエル

日露漁業→日魯漁業 18.11.08訂正

 

 

 


第16号 石川啄木小公園

2006年08月23日 | 公園
所在地=函館市日乃出町  交通=函館バス・啄木小公園前下車すぐ

熱闘甲子園が終わり、北海道の熱い夏も終わりを告げた。
我家の庭のコスモスが一段と力強く咲き誇り、風に揺れ、秋の気配を感じさせる。



JR函館駅からバス15分で到着する。
この国道278号線は、公募により「いさり火通り」とつけられたが、隠れ呼び名は「グルメ通り」。回転すし、焼肉店、カニ料理店、居酒屋、ピザレストラン、ハンバーグレストラン、カレー店、ラーメン店と多種類の外食店が並ぶ。

小公園が出来たのは、昭和33年だから当時は一軒の外食店もなかった。
この辺りはかって砂丘があって、ハマナスが咲き乱れていた。詩人・啄木が好んで散歩したところで、坐像は高田屋嘉兵衛銅像の作者・本郷新氏。

啄木が函館に来たのは明治40年5月。7月には離散していた妻子を呼び寄せ、函館公園近くに居を構え、水入らずの生活が始めた。
弥生小学校の代用教員、函館日日新聞社記者になって間もなく、大火に遭遇し新聞社も焼失、妻子を残して函館を去った。
4カ月の滞在であったが、彼の生活にとって最も楽しい期間であった。
26歳、肺疾患と窮乏で没した。

彼が岩手県・盛岡市で新婚生活を始めた家を見に行ったことがある。
間借りで四畳半一間、家具はどこに置いたのか?考えてしまった。

津軽海峡を眺められる絶好のロケーションで、彼は何を考えているのだろうか。
根強い人気なのか、駐車場には他府県ナンバーの車が入れ替わり入ってくる。
「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」

ミカエル






第15号 香雪園

2006年08月21日 | 公園
所在地=函館市見晴町  交通=函館バス・香雪園下車すぐ

夏の甲子園、決勝戦の再試合は早稲田実業が4対3で初優勝し、駒苫の3連覇は成らなかった。
爽やかな感動を与えてくれた球児たちに、乾杯!
二度と見れないであろう甲子園最大のドラマは、永遠に球史に刻み込まれるであろう。




この香雪園は、見晴公園(約46ha)の一角に位置し広さ約13haというから、後楽園ドームの2.5倍に匹敵する。
別名・旧岩船氏庭園と呼ばれ道内唯一の文化財庭園として国指定の名勝となっている。

氏は、函館西部地区で呉服商(屋号=きゅうしめいち)を営み、1901年から造園に着手、1920年から京都の庭師を招き、樹木の大半は本州から、石材は道南一帯から運び、3年を要して純日本式庭園は完成した。
当時の京都・知恩院貫主により、”雪の中梅香る園”の意で香雪園と名づけられた。

園内は起伏があり、樹木の本数は約7,000本で、うっそうとした森になっているから散策には最適。
牡丹花壇、バラ園、つつじ、桜、もみじ、芝生等が常駐する庭園従事者によって、維持管理されている。
園亭と呼ばれるお茶室は修復され、周辺の池とともに大正期の姿に戻すための復元工事中で、完成は19年1月。

園の中央には新築なったあずまやがあり、椅子、テーブルが備えられ、80人は座れる。周りには遊具があり、芝生広場は子供達の絶好の遊び場。
秋には隠れた紅葉の名所として、近年は観光バスが押し寄せている。

皆様、心が癒されるこの素晴らしい庭園に、ぜひお出掛け下さい。

(今日の函館の最高気温は30℃、園内で鈍感な私はブヨに3箇所も刺され、現在サロンパスを貼ってかゆいのを押さえてます。でも、カユイ、カユイ)

ミカエル

第12号 湯浜(ゆのはま)公園

2006年08月17日 | 公園
所在地=函館市湯川町2丁目2番

今日の高校野球、準々決勝第一試合、駒苫対東洋大姫路はまたもや逆転で駒苫の勝利。やはり試合が終わらないと腰を上げるわけにはいかない。
バンザイとともに小躍りして喜んだ。苫小牧は、どんなに燃えているか、想像がつかない。

それにしても、今日の函館は超暑い。恐らく32℃を超えている?
我慢できなくて、35年前の扇風機の登場となった。
一度も故障がなく、黙々と冷風を送ってくれる。感謝、感謝!

             

湯浜公園は、昨日ご紹介した「らーめんブギ」のホテルの裏側にある。
温泉街にこんな静かな場所があるとは、思いもよらない。
西、南に鮫川が流れ、北には民家がある。

築山、黒松林、石積み池、あずまや、ベンチ、トイレがあって、ソフトボールが出来るくらいのグランドもある。
松の間を横切る風の音を聞きながら、ベンチに腰掛け本を読むのもいい。

だが、温泉街の宿泊客も散策する地としては、見せるものがない。
花といえば手入れの悪い大きな青いアジサイが一株くらいか。
赤とか黄の華やいだ色が欲しい。
遊具も壊れたまま、噴水は止まったまま、池の水は濁りいかにも長期間手入れしていないのがよく分かる。

函館の公園と名が付く所は、ほとんどが公園としての形態を備えていない気がする。公園は癒しの場であると思うのだが。

ミカエル






第9号 函館エアポートオアシス

2006年08月14日 | 公園
所在地=函館市高松町

お盆に入り、他府県ナンバーの車を多く見受けるようになり、ご近所にも帰省した若夫婦やその子供さん達の姿がちらほら。
「やぁ~、しばらく」「お子さん、大きくなったね。何歳?」の会話が弾む。
この時期、界隈はつかの間の賑わいを見せてくれ、花火を囲む親子の姿は心をなごませてくれる。



空港周辺の施設巡りの二回目、このエアポートオアシスは、昨日ご紹介した菜園の向かいに位置する。
平成5年の設置で、入り口に7mほどのシンボルタワーがあり、水を噴き出していて今の季節、涼しさを感じさせてくれる。
水は幅1m、深さ50cmほどの小川へと流れ出し、「あしみず」として楽しく安全に遊べるから幼児にとってはパラダイスになりそう。

周囲は木立で囲まれ緑の豊かさを感じさせ、隣接地には、バックネットを備えたグランドがあり、また遊具、ベンチ、あずまや、トイレ、駐車場もあってピクニックには最適。
休日にはこのグランドで、高校生、大学生のマーチングバンドの練習があるから
見ていても実に楽しい。

ただ、駐車場には、レジ袋に入った弁当空き容器などのごみの散乱がひどく、公徳心の低下に驚くばかり。
一方で、遊具の錆付き、バックネットの損傷も目に付く。
維持管理は、しっかりやってもらいたい。

ミカエル