福田の雑記帖

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降雪、除雪2014(2)屋根の雪下ろしへの対策、提言2,3

2014年01月16日 20時10分28秒 | 季節の話題
 県内陸南部を中心に記録的な大雪となっている。
 県は14日に総合防災課内に災害警戒部を設置したが、格上げし県災害対策本部の設置を考慮中という。「昭和48年豪雪」以来40年振りの設置になるらしい。横手市では16日は午後5時現在、166cmとなっている。

 県は県内全域に「雪下ろし注意情報」を出している。総合防災課によると、雪下ろし中の転落事故などによる人的被害は死者8人、重傷32人、軽傷33人の計73人に上る。事故に遭った人は高齢者が多く、命綱やヘルメットを着けていなかったケースが目立つ。



 横手市では16日に市職員らが一斉除排雪をしたほか、市発注の公共工事を一時中止して雪下ろしを優先させるなど市民生活の安全確保に懸命だ、という。

 私はこの地域の方からみれば事情を知らないよそ者である。
 しかしながら秋田に来てから不思議に思っていることがある。実態は知らないが、横手市とか大仙市は有史前から豪雪があったと思われる。にもかかわらずこの地域の住宅、建物に豪雪を考慮しているのが極めて少ないように見える。この地区の建設業者は何を考えて設計し住宅を建てているのだろうか。私にはよく理解できない。

 横手市では路上に融雪溝が設置されていると言う。大仙市では融雪パイプが埋められていてそれなりの効果はあげているようだ。しかし、実態に即していないのではないだろうか。豪雪地区にふさわしい都市計画はないのだろうか。

 屋根の雪下ろしは次元が違う危険な作業である。県は県内全域に「雪下ろし注意情報」を出しているが、通り一遍の対策である。多くはヘルメットも命綱も付けないで作業しているように見える。高齢者の単独家庭などではプロに頼まざるを得ない。プロが手が回らないからすぐには来れない。だから、年寄も屋根に上らざるを得ない。年寄りは体力、バランス感覚が衰えているにもかかわらず、その自覚がない。あるのは変な自信と意地だけ。だから、ヘルメット等も付けない。だから、一層危険である。

 屋根の雪下ろしに関して提言2,3したい。
■積雪期を迎える前に豪雪にならないよう神仏にお願いしてはどうか。初詣などの機会を利用すればいい。ただし、効果は疑問。
■積雪期を迎える前に、既存の屋根にも後付けできる融雪パイプを設置してはどうか。これは福井県の県立の研究所で研究され、既に実用化されている。県のHPに載っている。それほど高価な装置ではない。自治体は補助金を出す価値はあると思う。
■積雪期を迎える前に、雪下ろしが必要になる屋根に幾丈かの命綱をあらかじめ設置しておく。これを伝って屋根に上がり、命綱として用いることによって作業の安全性が高まる。岩手の私の家では一本だけロープがついていた。雪下ろしは私の役目であった。
■新築する際には雪下ろし不要な構造にする。

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