福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

季節の話題(13) 「6月21日」 夏至を迎えて心に漣(さざなみ)が立つ

2023年06月24日 11時17分48秒 | 季節の話題
 自然の移ろいを楽しむ心境、辞世の句などを楽しむのも終活の一つ、ととらえてこの辺の変化に感受性を高めてきた。

 夏至を含む二十四節気が毎年日付が異なるのは日本人の生活に密着した暦だから。夏至は通常、6月21日~6月22日のどちらかにになる。

 北半球の日照時間が最も長くなる日。高緯度の北海道では日照時間は16時間40分程度、低緯度の沖縄では13時間50分程度である。

 最近はam3:00ころから東の空から白々と明けていた。
 夏至近く、秋田の日の出はam4:11。冬至はam7:11で、夏至と冬至とは約3時間もの差がある。

 夏至が静かに過ぎてしまった。
 夏至は嫌だ。まだ梅雨も明けていないのに、あとは明るい時間がどんどん短くなってゆくばかり。悲観的、下向きの性格である私はもう厳しい冬を思い、落ち込み始める。人生の黄昏すら感じとる。

 5月の心不全罹病以来、私の残りの持ち時間が大幅に減ってしまったことを自覚する。一日過ぎれば一日減ってゆくことをより具体的に意識し始めた。夏至後の日照時間の如くである。
 にわかに家内たち、家族たち、ネコどもと共有できる時間について抜き差しならない切実なものとして、心を占め始めた。

 さらに気掛かりなのは、降雪期の我が家のアクセス道路の除雪である。出来るだろうか??
 しかし、夏至を過ぎたばかりの今から気にしててもどうにもならない。私が今より元気になる可能性もないわけではない。

 一方、冬至の日はうれしい。これからどんどん明るくなるのだと思うと、その頃はまだ厳冬だというのに心が明るんでくる。

 私はカンカン照りで汗だくで過ごす真夏が好きである。しかし、徐々に日照時間が短くなり、季節は秋に向かって変化する。実際には気候としては2ケ月遅れて変化する。まだまだ暑い。
 8月14日は墓参り日。天候としてはまだ真夏であるが、私は足元の露から秋の雰囲気を先取りし、気持ちの上では寂しくなる。 

 困った性格である。


 
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