私が車のエンジンの異音に気付いたのは、昨年12月に娘の入試でコンケンに行った頃から。


トヨタ純正と他メーカー製では、約倍の価格差があり、タイでは高い方を選んだ人が価格以上の価値を得るのがセオリーでも、私は半額の魅力に逆らえず、850バーツの方を選択。w
ちなみにネット通販で買うと純正らしき箱に入ったのが450バーツである。

市街地をゆっくり走行中にカチャカチャとタペット音(エンジンのカムがバルブを叩く時に隙間が広いと鳴る音)らしいのが数十秒続いたので、あれっ?と思ったのを覚えている。
それからも偶に聞こえるが持続せず、再現しないのでは整備士さんも直しようが無いだろうと思って放置したが、1月に入って頻繁に鳴り始めた。
最初はタペット調整(カムとバルブの間隔の調整)が必要なのかと思ったが、調べるとハイラックスのエンジンのタペットは油圧を利用した自動調整。
それなら自動調整機構の故障を疑ったが、観察して判ったのはエンジンが温まって停車していると鳴り始め、冷え込んだ早朝等はどんなに走らせても鳴らないこと。
エンジンの内部は冷却水が循環してほぼ一定温度に保たれる仕組みなので水温計を確かめると、以前なら真ん中より少し下が定位置なのが真ん中付近になっている。
異音が出る時でもエンジンのアイドリングはスムースでオーバーヒートしている様子は無いが、最近はカチッというエンジンのサーモスタットの音を聞いた覚えが無いし、センサーや水温計も故障している可能性もあるので、ラジエーターを中心に車の冷却系を専門に修理するお店でサーモスタットと冷却水を交換。

事前に下調べすると、ガソリンエンジンは82度で、ディーゼルエンジンは76度のサーモスタットを使うらしかったが、私の車から出た古いサーモスタットは82度。76度のを入れてくれと頼んだ。

トヨタ純正と他メーカー製では、約倍の価格差があり、タイでは高い方を選んだ人が価格以上の価値を得るのがセオリーでも、私は半額の魅力に逆らえず、850バーツの方を選択。w
交換作業で抜けた冷却水も安い400バーツのにした。
ローカルのお店で部品などの交換を依頼すると、部品代へ工賃が含まれており、1250バーツ(約5500円)だった。

ちなみにネット通販で買うと純正らしき箱に入ったのが450バーツである。
これを持ち込むなら別途工賃が必要だし、受けてくれない店もあるだろう。
数日後にムアン(県央部)へ出掛けると、また異音がする。暑い日だったからか異音が続くので、そのまま近くの集落の整備工場へ持ち込み。
ここはオーナーとベテランの整備士さんの二人でやられる小さな整備工場だが、エンジンやミッションの修理もよくやっておられ、技術力は十分ありそう。

整備士さんに見て貰うと、補給ベルトに3つ掛けてあるプーリー(滑車)が怪しいと言われる。
翌朝再び持ち込んで修理開始。外したプーリーを耳の横で振ると、3つ中2つからカタカタと音がするので、ベアリングが摩耗しているのは間違い無い。
取り外し後にムアンへ部品を買いに行かれたので2時間以上待ったが、実作業は1時間も掛からずで、修理代金は部品代が2100バーツと工賃が500バーツ(事情を知らない妻が工賃は?と尋ねたので足されたw)の2600バーツ(11500円)だった。
2100バーツの部品代だが、ネット通販で買うと半額強。w

数日後にムアンへ行くと、再び異音発生。
最初はカタカタだったが、しばらくすると補機ベルトが滑る様なキューが加わってカタカタとキューの混合音に変化。
そのままプーリーを交換した整備工場へ持ち込むと、ペットボトルに入った水らしき液体を補機ベルトへ掛けて異音が停止。補機ベルトが劣化している。
プーリー交換時に補機ベルトも交換するかと尋ねられたが、15万キロ毎のタイミングベルト交換時に補機ベルトを交換しており、今まではそれで問題が無かったので、まだ交換後5万キロだからと断っていた。
整備士さんから、「オーナーに部品を買いに行かせると高くなるから、自分で買っておいで」と言われ、ネット通販で400バーツのを購入。
持参すると工賃100バーツで交換して貰えた。
数日後にムアンまで行ったが異音は鳴らないので、今度こそ直ったのだろう。
数カ月前からエンジンを始動した直後に補機ベルトが鳴くことがあり、時々で直ぐに止まるので放置していたが、細かい不調も直ぐに対処すべきだなと思った。
今回は遠回りして修理したので、本来なら補機ベルトだけの500バーツで済ませるのが可能なところを、サーモスタットと冷却水とプーリー3つを交換して4350バーツ使ってしまったが、もう長くてずっと不安に思っていたサーモスタットを交換できたし、冷却水だって8年経っていたので、冷却系の不安は完全に解消。
プーリーもベアリングが劣化していたので、交換して良かったのだろう。
18年使って走行距離は65万2600キロ。頑丈で良い車だ。
ますます愛着が湧いたでしょう?!
車でもPCでも、不調原因はこんな事だったの?って事が多いので、回り道は仕方ないですよね。
ビッグモーターへ持ち込んだら壊されてるところでしたよ。
もう65万キロを超えましたから、とうとうエンジンかと思ってましたが、補機ベルトやそのプーリーの故障でした。
トヨタの車の丈夫さに驚いてます。
少し回り道はしましたが、以前から不安に感じた場所でさたから、交換して良かったと思ってます。
良い車ですから長く乗りたいですね。
参考になりました、っていうか優良町工場知らないのでトヨタ持ち込みで修理しました
パワステ下部とその前にあるパイプの交換で4万バーツでした(ToT)
世界はインフレなんであらゆる金額が嵩みますね
私が3年前にそのパワステユニットを交換した時は、部品代が9千バーツで工賃が2千バーツでしたから、3倍以上ですね。
ディーラーで修理すると街工場の倍という認識でしたが、3倍以上は怖くなります。
私はディーラーでタイミングベルトを交換して、頼みもしない添加剤をオイルや燃料へ入れられ本来の4割増しの料金を請求されましたが、あれと同じ手口でしょうか?
携帯電話会社のプリペイド窃盗に、弁護士の着手金詐欺ときて、自動車ディーラーの添加剤詐欺。
この国では悪事を働かないとお金にならないのでしょうか?
悲しくなりますね。
地震の被害が無いのをお祈りしております。