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小さな子供へ算数を教えるには

2017年12月25日 00時00分00秒 | タイで子育て
クリスマスも勉強のお話。私は勉強に関しては親から放任されて育ち、自分の子供の勉強も本人と学校に任せて好きにやってくれれば良いと考えていた。しかしながら娘が幼稚園年長組の時に、2桁の数の意味が理解出来てないと気が付き、そこから今へ至る教育パパが始まった。今日は娘へどうやって四則演算を教えたか書いてみたい。

最初に私が考えたのは、学習への子供の負担を減らすこと。学校がタイ語で教えるので、私も数くらいはタイ語を使おうと思った。そこで娘を先生にしてタイ語の数を教えて貰った。タイ語の数字&読み方(タイ語の発音)

数の概念を教えるのに使ったのがコイン。1バーツには国王陛下のが肖像とは反対の裏面へ「1」とマジックペンで大きく書き、10バーツにも「10」と記入。1バーツが10枚で10バーツであり、1バーツが100枚、もしくは10バーツ10枚で100バーツと教えると簡単だった。

足し算は、1バーツと1バーツで2バーツ、3バーツと5バーツで8バーツと和が10までならば指も活用して出来るのだが、7バーツと8バーツ等と和が11バーツ以上になると難しくなる。私が子供の頃は何度も繰り返して自然と覚えたのだろうが、せっかちな私は娘へさっさと覚え込ませようと思い、2つの数の和が同じになる組合せを覚えさせた。
和が2になる組合せ。  1と1
和が3になる組合せ。  1と2
和が4になる組合せ。  1と3、2と2
和が5になる組合せ。  1と4、2と3
和が6になる組合せ。  1と5、2と4、3と3
和が7になる組合せ。  1と6、2と5、3と4
和が8になる組合せ。  1と7、2と6,3と5、4と4
和が9になる組合せ。  1と8、2と7、3と6、4と5 
和が10になる組合せ。 1と9、2と8、3と7、4と6、5と5
和が11になる組合せ。     2と9、3と8、4と7、5と6
和が12になる組合せ。         3と9、4と8、5と7、6と6
和が13になる組合せ。             4と9、5と8、6と7
和が14になる組合せ。                 5と9、6と8、7と7
和が15になる組合せ。                     6と9、7と8
和が16になる組合せ。                         7と9、8と8
和が17になる組合せ。                             8と9
和が18になる組合せ。                                 9と9
以上45通りの組み合わせを、少しずつ無理をしないで覚える。出来ないからと叱ったり機嫌を悪くすると、勉強に対して悪い印象を持つので、出来るだけ楽しく、クイズやゲームのようにやった。全問正解はセブン旅行♪ってな感じで、自転車に二人乗りしてコンビニへお菓子を買いに行ったりして、本当に楽しかった。

引き算は上の組合せを利用して、例えば11-7だと、「11は何と7だったかな?」と娘へ尋ねれば、
娘は和が11になる組合せ 2と9、3と8、4と7、5と6 を思い出して
「4」と答えるので、「そうだね、じゃあ答えは4だ」という風に教えた。

掛け算はタイだと12×12までやる。掛け算は簡単だと思わせたかったので、私はワザと1×1=1、1×2=2・・と1の段から始め、1の段は1ずつ、2の段は2ずつ、・・・で12の段は12ずつ増えると教え、重複を省いて
1の段  1×1~1×12
2の段  2×2~2×12
3の段  3×3~3×12
4の段  4×4~4×12
5の段  5×5~5×12
6の段  6×6~6×12
7の段  7×7~7×12
8の段  8×8~8×12
9の段  9×9~9×12
10の段 10×10~10×12
11の段 11×11、11×12
12の段 12×12
を自作したカードを使って覚えさせ、覚えた後に重複と片方を省いた2×3と3×2は同じ答えと教え、タイ語で暗唱させた。
最初に重複を省いたのは、終わりに近付く程に覚える数が減って負担が少ないから。軽く少しずつ覚え、何度も繰り返すのがコツ。

割り算は、掛け算を覚えた後にやり方だけ教えれば計算できるのだが、
例えば15÷3に、15を3ずつ分けて、何組出来るかを求めるのと、
◯◯◯l◯◯◯l◯◯◯l◯◯◯l◯◯◯
15を3つに分けて、1組の数を求めるの、
◯◯◯◯◯l◯◯◯◯◯l◯◯◯◯◯
2つの意味があるのを教えた。

これで四則演算は終了だったのだが、タイでは小6になっても繰り上げ繰り下げが難しかったり、掛け算が出来ない子供は珍しくない。完全に習得してないと分数辺りから学校の授業について行けなくなる。覚えるだけなので頭が柔らかい幼児期にさっさと覚えさせてしまった方が楽だと思う。
記事を書きながら娘との楽しい算数教室を思い出し、懐かしい気持ちになった。最近の勉強は複雑になって以前のようにゲームのようには教えられないが、出来るだけ楽に愉しく学べるようにしなければと考えている。

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