予想通り、なかなか止まらない塩水の被害

妻の農園で使う水の塩分濃度が上がって葉焼けしたのは以前お伝えしたのだが、我家は水源を水道に切り替えて被害が止まっても、今年は水不足でお客さんである園芸店での被害が止まらない。今まで長年何も問題無く使えていた水が使えなくなっているのだ。深井戸はもちろんだが、浅井戸や溜池、そして集落の簡易水道の水まで被害が出ている。葉が白くなり美観が損なわれるだけでなく、成長が遅くなり、酷いと葉が黒くなる病気も発生する。
配達時に葉が白くなっているのに気が付くと、妻は園芸店へ説明するのだが、長年使っている水であり、まさか問題があるとは素直に信じられないのは私も妻も経験済みで、否定する人も多い。
植物の状態が悪くなると売れなくなり、植物はだんだん弱って枯れてしまう。慌てて水道局の水に切り替えられる園芸店は良いが、塩水以外に選択肢が無い人も多い。
園芸店の首が絞まると、困るのは栽培業者も同じだ。うちは造園業向けに商品が動いており、葉が縮れた羊歯がホテルのパーティーの装飾に使われたりと嬉しい動きもあるのだが、一般向けの商品の動きは鈍い。花や観葉植物を買って家へ持ち帰っても、そこでまた塩水で枯れているのかも知れない。これでは次を買わないだろう。
なかなか止まらない塩水の被害、早く雨季になるのを願うばかりだ。

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