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苦美味いタイの野菜 サダオ

2013年02月01日 06時00分00秒 | タイの美味しい食材
タイ料理というと唐辛子や胡椒で辛いイメージがあるが、イサーンへ住んでいると苦い食材や料理も多くある。今日はその中の一つのサダオを紹介しよう。
タイでサダオと呼ばれる植物は、和名がインドセンダン、英名はNeemだ。ニームオイルは聞かれた事があるのでは?種に含まれるアザジラクチンという成分が昆虫に毒性があるので、タイでは虫除け効果を期待して葉の煮汁を栽培植物に噴霧したりするようだが、実際に効果が有ったという話を身近に聞いた事が無い。近くの農業資材店主がサダオとタクライ(レモングラス)の煮汁を撒布すると野菜が青々してよく育つと、散布作業込みで売り込みに来たが、これも撒布作業をする近所の人に話を聞くと窒素肥料を混入していたそうだ。タマチャート(自然・天然)と言うが嘘なのだ。Wikiによるとアザジラクチンは昆虫に対して強い毒性を示すが、マウスに対するLD50(半数致死量)は> 3,540 mg/kgで、種子に重量比 0.2 - 0.8 %程含まれているそうなので、0.8 %としても種を442.5g/kg。体重は75kgのメンカームマウスが約33kgの種を食べると半数が死亡する計算だ。(計算は合ってますか?)水でも塩でもご飯でも、33kg食べれば確実に死ぬだろう。(笑)
脱線した話を元に戻して、その殺虫作用があるサダオを食べる話だ。イサーンではサダオの新芽や蕾を竹竿を使って柿の実を採るように収穫する。収穫後は茹でて食べるのだ。私が食べて日本で一番近い物と言えば仁丹。銀色で苦い口中清涼剤だ。御飯を食べながら仁丹も食べるのを想像して欲しい。最初に食べた時はそんな感じがした。それが食べているうちに美味しく感じ始め、乾季のこの時期には欠かせない野菜になった。イサーン料理は濃い味の料理が多いので、サダオの苦味で口がリセットされるのか、それとも苦味の中の甘みが美味しいのか食べている本人もよく分からないが、苦いと思いながらも食べ始めると止められない。私は蕾をご飯へ振りかけて食べるのが好きだ。肉料理にもよく合う。初めて食べる人はマヨネーズを付けて食べると脂で苦味が緩和されて食べ易い。市場で見つけたらぜひチャレンジして欲しい。

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