想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

カール・ダイム

2013-05-17 22:51:24 | 日記
「ここに、とても感動することが書いてあるよ。」と主人が見せてくれたのは、
関西学院大学ファイターズのファンクラブの会員である主人に送られてきた小冊子です。

その中に書かれている、ある学生マネージャーの、今年に賭ける抱負でした。

 ただ単に試合に勝つだけではなく、日本一の取り組みがあって勝つという、
 勝つべくして勝つチームを作りたい。
 小野コーチが読んでくださるカール・ダイムの詩の中に、
 『偶然の利益は騎士的に潔く捨てよ』という言葉があります。
 日本一の取り組みを行えずに得た日本一は、偶然の利益であり、
 我々の目指すものではありません。

学生さんが、そこまでの考え方ができることを素晴らしいと思いましたが、
そんな風に導いてくださる小野コーチとは、どんな人なのでしょう。

そう思って、まず、インターネットでカール・ダイムを調べてみましたら、
なんと、関学ファイターズを応援している人の記事に行きついたのです。
今から10年前のその記事には、カール・ダイムの詩が書かれていました。

しかも、その記事によりますと、関学を卒業されたばかりの小野コーチが
クラブの年鑑に、カール・ダイムの詩のことについて書かれていたらしいのです。
その詩は、やはり当時のコーチが朗読された言葉だったのです。

私は、私達が応援しているチームの魅力を、改めて感じることができました。
こうして受け継いでいるチームの精神を、もっと知りたいという気持ちになっています。

ここに、ドイツのスポーツ哲学者、カール・ダイムの詩を記しておくことにしましょう。

 如何なる闘いにもたじろぐなかれ
 但し偶然の利益には 如何なるものでも騎士的に潔く棄てよ
 最強の相手を求め、彼を汝の友とせよ

 威張らず 誇りをもって勝て
 言い訳をせず品位をもって負けよ
 勝利より大切なのはこの態度なのだ

 汝を打ち破った者に最初の幸せを
 汝を打ち負かした者には最初の感激を与えよ
 汝と汝のチームに対して願うべきはただ一つ
 常に最善の者が勝つことを

 汝の身体と精神を そして心構えを常に清潔に保て
 汝自身の 汝のクラブの そして汝の国の名誉をけがすなかれ


 玄関先のナルコユリが、花を付けました。
 花言葉は、「気品のある行い」だそうです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 遠き山に日は落ちて | トップ | もう、お会いできないなんて… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事