犬とカラスの攻防

今朝７時頃、朝食の準備をしていますと
前の道からカラスの声が聞こえてきました。
カラスの鳴き方が、いつもとは少し違います。

すると窓辺にいた主人が「ワンちゃんがいるんだよ。」というのです。

見に行きましたら、トイプードルがトコトコと歩いています。
よく見ますとリードが付いていないようです。
飼い主さんは？と思って見ていたのですが、
どなたも歩いておられません。

「迷子なのかしら？」

と言いますのも、トイプードルは室内犬ですから、
たいていのワンちゃんはシャンプーをしてもらい、
綺麗にカットもしてもらっていると思います。

ところがこのワンちゃんは、毛がやや伸びていて、
カットどころか、シャンプーも長い間していないかの様子です。
足元がドロドロになっていて、色が変わっています。

飼い主さんとはぐれたのかもしれないし、捨てられたのかもしれない…。
いずれにしても、犬が一匹で生きていくのは大変なことでしょう。
私の心配をよそに、トコトコと歩いて行ってしまいました。

そこに残ったのは、カラスです。
我が家の前の芝生に水撒きが行われていて、
カラスがくわえている何か(お菓子のような食べ物)を
カラスは水で柔らかくしながら食べているようです。

犬とカラスの行動を一部始終見ていたのではありませんので、
ここからは想像です。

お菓子らしきものをくわえていた犬が、カラスに襲われた。
犬は驚いてくわえていたものを落としてしまった…。
カラスが鳴きながら攻撃するため、犬はトコトコと退散した。
お菓子らしきを奪い取ったカラスは、
その硬いお菓子を水で柔らかくしながら食べた。

カラスを見ていますと、お菓子の向きを変えながら水に浸していました。
カラスは賢いといいますから、それくらいのことはできそうです。
改めて、カラスの賢さを知りました。

それにしても、あのワンちゃんは大丈夫かしら？


　カラスが屋根に止まっていました。