文金高島田？

今日、主人と並んでソファに腰かけている時、
私は思わず笑ってしまいました。

私たちの後ろから、ちょうど太陽の日差しがあって、
前の壁に私が映っているのです。
その姿を見ていますと、笑わずにはいられなかったのです。

その姿を写真に撮っておこうと思うほどでしたので、
滅多に見ることができない大傑作…ということなのでしょう。

急いでカメラを取りに立ったのは、太陽の角度が変わると
大傑作が消えてしまうと思ったからです。
何と言っても、影…なのですから。

カメラを手に座り直した私は、壁に映る姿を写そうとするのですが
カメラを持つ手が映ってしまいます。
悪戦苦闘している私を見ていた主人が、手を貸してくれました。
「僕が写してあげるよ。」

そう言って写してくれた写真がこちらです。

　お台所の壁(タイル張り)に映った姿です。
　ちょっと不気味でしょうか？

でもまるで、文金高島田のようでしょう？
花嫁さんの髪型として歴史のある、あのヘアスタイルです。

結婚式をしていない私たちですが、この影はまるで花嫁さん？？
主人にそう言いましたら、「影を見ていると、そうかなと思うよ。」
「…でしょ。」と嬉しくなった私に、主人が言いました。
「でも、この影の実態を見るとね…」

確かにそうです。
この影、実は、シャワーをした後の私なのですが、
髪をカーラーで巻いていたのです。

結婚してしばらくは、主人の前でこんな格好はしなかったのですが、
１０年ほど前のある時、「こんな格好でもいい？」と尋ねましたら
「いいよ。」と言ってもらえて…。
それ以来、こんな格好で過ごす１～２時間があるのです。
申し訳ないことなのですが、主人の言葉に甘えています。

ごめんなさいね、あなた。